「里山資本主義」と間伐体験

「里山資本主義」という本との出会いは、道志村の山深くでのことでした。僕はそのとき、道志村の間伐体験をやりたくて、あるツテからNPOを紹介してもらい、道志村まで車を走らせて、会いに行っていました。その間伐作業の昼食中に教えてもらった本でした。

 いかにも山男という風体で坊主で髭を生やしたおじさんは、先程までチェーンソーをうならせて、こなれた様子で次々と木を切り倒していました。おじさん、かっこいいです。夏が近づいてきた山の中、こういう生き方もあるのかと感じました。
 山男系のおじさんたちに連れられて、見たことと「里山資本主義」に書いてあることが、リンクしていて、理解が進みました。僕たちは、幼稚園の裏の山の、人の手が足りなくて放ったらかしになっていた山を少し切りました。そして、その切った間伐材は、道志の湯の湯を沸かす燃料になるのです。ボイラーはたしかドイツ製で、丸太ぐらいの大きさでもそのまま炉に放り込むことができ、薪のために切りそろえたり、加工したりする必要がないそうです。
 材料は無料、さらに雇用を生み、道の駅や道志の湯で外からのお金も稼ぐ。それよりも価値のある、美しい自然の中でゆっくりと時間を使うこと、息をすること。そういう感覚を思い出しながら「里山資本主義」を読みました。
 以前に紹介した、「スマートサイジング」にも価値観がにています。やっぱり、世の中がこういう価値観をしっかり形にしていこうとしているのだと思います。もちろん、それは、まだまだ認識されていませんが、着実に世の中は価値観の多様性を認めて行きつつあります。

 本はいいですね。価値観を授けてくれる。価値観に出会うと、僕は成長できるように思います。

 

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