教師海外研修7月24日(日) ブラジル日本移民史料館と対話

 これから日本がグローバリゼーションの中で、アジアのいろいろな移民を受け入れ、労働人口の不足を補っていくと思う。
 すると、日本は二つの選択肢が生まれるのかもしれない。一つは、多文化共生に馴染めず、移民を排斥したり、受け入れる前の段階で閉めだしたりして、民族間同士が溶け込めずに対立し合った状態になること。もう一つは、ブラジルのように、日系、アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系が、どんどん溶け込んでいき、民族同士の融和が進み、混血の日本人がたくさん生まれること。
 民族間で対話がたくさん生まれ、お互いの文化の良いところを吸収し合い、日本人は自国の文化を大切にしながら、国際結婚も日常的になるんじゃないかなあ。
 お互いの違った人種や文化が出会っていく時に、大切なことは、とにかく対話だと思う。
 バスの運転手さんは、僕の名前を「TOMITAさん!」とすぐに覚えてくれた。嬉しい。すごく受け入れられた感じがした。握手をして、肩を叩き合い、笑顔を交わす。ポルトガルの言葉はほとんどわからないけれど、すごく受け入れられた感じがして、本当に嬉しかった。ところが僕は、その運転手さんの名前を、その時はおぼえていたのに、今は忘れてしまった。これでは、対話はできないので、もう一度確認して、名前で呼び合えるようにしよう。自分から自分の名前を言って、覚えてもらおう。
 相手の印象に残る人になるのではなく、自分の印象を相手に残すぐらいのアグレッシブで、せっかく来たブラジルを楽しんでいこうと想う。

 
 ワールドカップの時に、日本はサッカー場のゴミ拾いを行って、マナーの良い国ということで世界に配信された。
 移民の人達は、ブラジルに降り立つときに正装をして船から降りてきた。どんな時でも、身だしなみを整える日本の移民たちに記者は驚いた。また、食べ物を行儀よく、ひと粒も残さず食べてとてもマナーが良かった。
 
 こういう内容は、日本人のマナー意識の高さにとても嬉しくなるのだけれど、ここで止まっていると、日本人至上主義になってしまう。
 もう一歩進めるためには、「ブラジルの人の良さ」や「ブラジルと日本のよさをかけ合わせるとこんな素晴らしい世の中になる」ということなんじゃないかな。
 例えば、じゃあ、ゴミ拾いも日本人だけでやるのではなく、ブラジルの人たちにも一緒にやってもらおう!とか、ブラジルの陽気さ、人懐っこさを見習って、日本人もフランクにもっと笑顔で人間関係を楽しめるようになろう!とか。デザインや色調の明るさが映える個性的なブラジルと、綺麗に整っていてみんなが住みやすい日本のよさをミックスさせる。

 自分の文化の価値と相手の文化の価値を、お互いに認め合える社会を、教室の中で作っていけたらおもしろい。

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