『子どもが「読書」に夢中になる魔法の授業』は、リーディングワークショップの本でした。

 これは、おそらくリーディング・ワークショップの本です。基本的には、リーディング・ワークショップの根底に流れる読書指導への考え方が書かれています。リーディング・ワークショップに今まで出会ったことがない方だったら、とても良い本だともいますが、ではこれから実践してみようという方にとっては、ちょっと具体的な実践の様子は分かりづらいです。教室の写真や具体的な実践を、もう少し載せてくれたらよかったのですが、それほど文章量も多くない本なので、さらっと読むにはよいですが、物足りないと感じる方もいらっしゃると思います。
 僕は、リーディング・ワークショップに関わったときや、「読書家の時間」を書いていたときは、毎週最低2時間は、読書のための時間で確保していましたが、今の立場だと、なかなか2時間確保というまでは難しいので、週1時間ぐらいのゆっくりとしたペースで、リーディング・ワークショップを続けています。
 その人の仕事の環境や子どもたちの様子で、やれる量や質は変化して当然です。だから、一週間に2時間確保しないとできない、とか、年間を通してでないとできない、とか、堅苦しいことを考えずに、できる範囲で、子どもたちと楽しい「読書家の時間」を作り上げていってほしいと思っています。
 僕は、今、ペア読書を主流としたリーディング・ワークショップに取り組んでいます。二人で同じ本を読んで楽しむ読書です。本は、二人で選び、二人で読書計画を立て、二人で楽しくおしゃべりします。
 一人読み以外は、常に二人の対話を介して進んでいくので、一人読みのときは、ゾロリばかり読んでいた子が、いきなり「この本に挑戦する!!」といっちょ前な本を持ってきて、友達と一緒に頑張って読んでいます。少し背伸びした本に挑戦してみよう思えるのが、ペア読書のいいところです。友達となら安心して挑戦できるのかもしれません。
 「難しいね。違う本に替えようか」「やっぱりおもしろくないから、もう一つの本にしようか」というのも自由。子どもたちはペアで、そういうこともやっています。2冊同時に読んでいって、読みながらどちらかひとつに選ぶというペアもいました。読書方法は限りなく、ペアに任せています。
 読書ノートもペアのほうがおもしろいものができあがります。お互いの感想を交換したり、二人で好きなキャラクターランキングを作ったり、二人で絵を描いてみたりと、楽しくやっています。僕がそれを、週に1回「ほうほう」と言いながら、ハンコを押して直接言葉でやりとりしながら、渡してあげるようにしています。
 そろそろ、秋の読書週間なので、また、読書ジョギングをやろうかな。ページ数をみんなで貯めていって、目標ページ数を超えるようにがんばる企画です。
 読書は、自己選択、自己ペース、繰り返しができる、個別化学習の基本となるものだと思います。ぜひ、子どもたちを読書好きにして、学ぶことが好きな子どもを育てていきましょう!!

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