『Differentiated Instructional Strategies』ブッククラブ

Mikali / Pixabay

Differentiated Classroomとは

『Differentiated Instructional Strategies』という本で、オンラインブッククラブをしています。英語の教育書をこれだけ真剣に読むのは、なかなかできないので、本当に貴重な機会です。
 そもそも、Differentiated Classroomの考え方と出会ったのは、この本からでした。
 一人ひとりの学習は固有のもので、一人一人に応じた支援をしようという考え方です。リーディングワークショップやライティングワークショップのマインドセットになる考え方だと思います。

学習障害の子どもを教えていた学生時代

 僕も大学のときに学習障害に興味を持って学んでいたので、教師を始めたときから個の特性に応じた教え方をしないと学べない子がいるということは分かっていました。大学生のときに、臨床心理士のスーパーバイズの下、認知特性に応じた教え方をするという家庭教師もしていて、個の特性に応じた教え方は必要だと感じていました。
 教職につくと、個の特性に応じてなんて綺麗事は言っていられず、毎日を慌ただしくこなすばかりになり、個の特性に応じた支援は心の隅に押しやられていってしまいました。リーディングワークショップに出合った頃、そういうのを大切にしている頃もあったなあと懐かしがるぐらいでしたから、それぐらい毎日の仕事をこなすだけで疲弊していたのだと思います。

教師が「子どもたち」を捉えやすくするために、一つにしばる

 リーディングワークショップはDifferentiated Classroomを実現するための一つのシステムだと考えています。でも、リーディングワークショップを実践すると壁に直面することが、読むものばらばらでいいの?とか、評価できるの?とか、指導内容もばらばら?とか、そういう不安と疑問です。
 リーディングワークショップを読むと、そもそも、バラバラなのは当然ぐらいの感じで書かれていて、実践者はやっぱり日本の公立学校とは違うなあと倦厭してしまうのですが、アメリカの実践者だってそこにぜったい葛藤しているはずだし、それに応じた手立てや計画もしっかりおこなっているはず。どんなマインドセットで日本よりも個性のある子どもたちの特性に対応しているのだろう?そう疑問をもつようになりました。
 そのばらばらにしっかり対応するというのはどういうことかという根本的なことをしっかり書いてあるのが、上で紹介した「ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方」であったり、『Differentiated Instructional Strategies』であったりするわけです。
 日本では、子どもをヒエラルキーで捉えやすくする雰囲気が根強く残っていて、一つの授業のなかに、一つの目標・一つの評価規準・一つの学習活動・一つの学習内容で統一する傾向があります。そうすれば、教師も子どもの階層を捉えやすくなり、子どもの実態を捉えやすいと。支援だけは、A基準とかC基準とか作って対応しようとしていますが、そもそもA・B・Cのように子どもを階層化して支援することは、洋服をL・M・Sだけそろえて子どもたちに着させるようなもので、興味、好み、家庭環境、価値観などを無視して、洋服があれば子どもは何でも着られるという前提があります。ましてや、目標や評価、学習活動は、カリキュラム通りにやらなければならないので、一人の子どもが決めるものではないという考えもあります。
 そこをなんとかできないかと、強く考えているのです。
 そこで、この『Differentiated Instructional Strategies』を読み始めました。もともと、英語のリーディングの勉強も兼ねてやっているので、僕自身もそれほど英語が得意なわけではありません。でも、良い機会なので、もっと英語がスラスラ読めるようになろうとがんばっているところです。
 まえがきが長くなってしまったので、また今度。chp.1 One Size Doesn’t Fit All を分かりやすく説明してみたいと思います。
When I was a college student, I was a tutor for a child with learning disabilities. So I noticed the importance of learning according to individuals. However, since I started to work for elementary school, I left the importance of it behind. In the Reading Workshop, I felt once again the importance of learning according to individuals, but I also began noticing that it does not suit well in the actual school system. So I decided to start bookclub with this book, so I wanted to learn mindset and strategy to adapt to diversity of children.

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