授業を一緒に作ろう!! 指導案では変われない?

指導案では変われない?

僕のまわりでは、10年も前から、指導案では授業は変わらないのではないかという議論がされているけれど、授業が変わり、他の先生のエッセンスや感覚、マインドセットを体感できる方法があります。それは、簡単、授業を一緒に作って一緒にやるという方法です。

geralt / Pixabay

2人で作って、2人で立つ

去年、僕が3年生担任をしていたとき、4年生の担任をしているおもしろい先生がいました。国語部はその先生を含めて全員で4人。研究会で授業提案がうちの学校に回ってきました。若手の先生と主任のやり手の先生がまずは授業提案をすることがきまり、あと1クラス提案できるという状況。僕と4年生の先生はふたりとも同期で、それなら2人で1本やるか!ということになりました。

2人で1本というのは、つまり、3・4年生(約40人+40人)を一つの教室に集めて、先生が前に2人たって授業をするということ。3・4年生がお互いに刺激をし合いながら、一つの空間で学び合いました。科学読み物の本屋を作るというコンセプトで、みんなのイチオシの科学読み物が、「ひっぱりカード」というおもしろいツールを使って展示され、本の展示場になっているようなイメージです。

先生2人で1つの授業提案なので、指導案は学年のねらいでちがうところは微妙に違う。でも、だいたい同じ。授業は、2人で相談して面白そうなアイデアを出していきます。2人でレゴブロックを組み立てている感じ。同期なので、教わる・教えるみたいな一方向の関係もありません。

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みんなで作って、みんなで立つ

これは特別支援級で授業提案をしたときのこと。担任の先生が5人いて、5人で分担して一つの指導案を作りました。これもおもしろかった。いろいろ連絡調整しないと作れないから、全員が授業を作るMakerになっていく。壁にぶち当たったら、すぐそこで相談。例えば印刷室とかで、あーでもないこーでもないと練る。それで、やってみる。チームで仕事をするって、本当にいいなあと感じました。

やっぱり特別支援級は、学校の中でも何か通常の学級とは違った文化性をもっています。チームで仕事をしていることもあるし、カリキュラムを一人ひとりにあったものできるのでカリキュラムにオーナーシップをもっているし、あとは、子ども個人のことを考えて行動している。教科書終わらないーとか、そういうくだらないことで議論しない。その子の成長にとってベストな選択をしている。やっぱり、特別支援は勉強するべきです。

他の先生のスタンスで授業をしてみる

Put yourself in one’s shoes.

人の立場になって考える時に、英語では人の靴に足を入れてみよう!という表現を使います。まさにこれって、意外とおもしろい。この先生の靴に足を入れてみたいと思ったら、どんどんアクションを起こしてみたら良いと思います。僕も昔、学年の希望を出さずに、「◯◯先生と組みたい」と書いていました(笑)

2人で授業を組み立てて、2人で授業をすると、その先生の感覚とか、待ち方とか、授業づくりのスタンスとか、いろいろ体験できます。非言語的な身体知で、その人の授業観を感じられる。そして、何より、楽しい。この授業どうなるだろうというワクワク感を共有できます。教師という仕事は、教室で一人で判断することが多いから、チームで授業をすることがこれほど違った感覚とは思いませんでした。自分の感覚以外の判断を取り入れることにより、授業づくりのセンスは磨かれるのだと思います。

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