日本型インクルーシブについて、考えてみた。

トミー@学習多様性 on Twitter

世界保健機構によると、世界人口の約1割が障害を有していて、障害者の約8割が開発途上国に居住しているそうだ。 障害とは? クラスに何人とかっていう問題でなく、もっと心の持ち方によるものなのかな。

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国連の調査によると、開発途上国で生活する障害のある子どものうち、9割が学校にアクセスできていない。 心動かされて、テスト勉強できない。 #放送大学 #特別支援

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日本のインクルーシブは、障害だけに目を向けられるけど、海外は障害のみならず、移民、言語、貧困、宗教、性別、いろいろ。全部対応できないから、インテグレーションという見方もある。裏を返せば、日本は対応できてしまうほど、多様性の差がない(認識していない)。でも、10年後はどうでしょう?

インクルーシブ社会の実現のために

放送大学の勉強をしながら考えていました。日本のインクルーシブ教育は外国のインクルーシブ教育の考え方とはいろいろな点で違います。

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特別支援級はなくなる?

自分が初任校に勤めていた頃、特別支援学級の担任の先生が特別支援学級はなくなってしまうかもしれないと話していたことを思い出しました。特別支援級は本当になくなるのでしょうか。

というのも、米英のインクルーシブの考え方によると 障害のある子も、障害のない子と一緒の場所で学ぶインテグレーションという考え方が主流であるからです。General Education System(教育制度一般)から排除されないと。そもそも、国によってインクルーシブな社会の捉え方は、大きく違います。

日本も、2007年障害者権利条約に署名したことによって、インテグレーションの考え方が流れ込み、特別支援学級で学ぶ子も特別支援学級から抜け出して、通常の学級に入って学習する体制に変わっていくのではないかと、その当時は言われていました。

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特別支援学校もGeneral Education Systemに含まれるのかな?

そこから10年が経とうとしています。 日本は特別支援学校や特別支援学級という多様な選択肢を残したまま、インクルーシブな社会を実現するというスタンスで取り組んでいます。

アメリカやイギリスは障害のある子も通常の学級に在籍することによって、インクルーシブ社会を実現しようとしていることに大きな違いがあります。イギリスやアメリカでは、通常のクラスに障害のある子も普通に在籍し、そこで学ぶことが基本です。特別支援担当の先生たちが色々なクラスを回って、特別な支援が必要な子に支援を提供するというシステムが基本になっています。一つの教室に、特別な支援が必要な子を集めるというようなスタンスではありません。

日本は、障害のある子に特別な支援を提供するという意味で、特別支援学校や特別支援学級に専門の教員を配置するというスタンスを取っています。だから専門の技術を持った先生がいるところに、特別な支援を要する子たちが通うということがベースになっていると考えられます。つまり、General Edcation Systemの中に、特別支援学校や特別支援学級は含まれないという考えが米英の考え方で、含まれるという形を取っているのが日本のインクルーシブ教育です。

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養護学校の新設に反対の声?

放送大学の特別支援教育基礎論の教科書の中に、文部省初等中等教育局特殊教育室の室長だった辻村泰男さんのコメントが紹介されています。1970年台の日本の統合教育運動の一端です。

最近は養護学校の新設に反対の声があがるのは、何と障害児をもつ父兄の間からだ、という話をきく。その理由は障害児も通常の学校の、通常の学級で教育されるべきで、これをことさらに特別な学校に就学させるのは差別である、という主張にもとづいているのだという。

日本の特別支援教育の技術はすごい。

トミーのお父さんも特別支援学校の先生なので、特別支援学校の先生は身近にたくさんいました。特別支援学校の先生達がとても高い専門的なスキルを持っています。その先生たちから、しっかり教わっている子どもたちは、そのような専門性を享受できていると言えるかもしれません。

変わらなければならないのは、通常の小・中学校かもしれません。トミーも4ヶ月間だけですが、特別支援教育の担任の先生をして、子どもたちの見方、捉え方が、何か変わったように思います。そして、インクルーシブ社会の実現に向けて、何かできるような気がしてならないのです。

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もっと教室に多様性を

もっと素晴らしい社会を作っていくためには、教室の中にいろいろな子ども達が通うような環境を整えることが大切なように思います。障害だけでなく、貧困や宗教、性別、生活環境など様々な多様性を持った子たちが存在しています。もっと彼らを理解して、教室の大切な一員として迎え入れて、多様性のある社会が当たり前のものとして、子どもたちが生活していけるようにする。それが遠回りのようで、実は良い社会を作っていくことに欠かせない気がしています。

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