ベンチのある桑原先生の学校で、自分のスタンスを振り返る

うまくまとまらないから書きたいことから書こう

雪の日に横浜から先生たちがやって来た!

桑原先生の教室にお邪魔しました。ベンチのある教室ではなく、ベンチのある教室がいくつもある学校を作ってらっしゃる先生です。

ベンチがある教室は、一つではありませんでした。6年生全クラスと、2年生の教室にも。

ベンチを見に行ったはずが、僕は学年の先生との関わり方を見に行ったような気がします。

桑原先生と同世代の男の先生と、若い女性の先生も、僕たちとの会話に入って、学年経営について話してくださり、その学年の先生とのコミュニケーションのあり方を見せてくださいました。

IMG_1517584138909

学年の最初に、大切にしていること、強みや弱みを交流する

これが自分にとっては一番の収穫です。

学年が始まってから、お互いの大切にしていることや、自分の強み、弱みを、紙に書いて交流したということです。そういうのを紙に書いて交流するというのは、自分が学年主任なら少し照れくさいような気もします。けれど、そこでしっかり自分を開いて、話すそうです。

自分が子どもと関わっていく上で、絶対に譲れない大切にしていること、自分が強みを発揮できる分野や興味のあること、それだけじゃなくて、自分の苦手としている場面や性格なども、紙に書いて交流する。

いざ、学年が始まってみると、自分が同僚の先生とはちがうスタンスで子どもと当たってしまったり、運動会や卒業式など、各担任で子どもとの関わり方にちがいがあったりすることってよくあると思います。違いはあるにしても、それが各担任で共有化されているスタンスなのかというのは、すごく大きいような気がします。違和感を黙っていないで、言葉にしてほしい、というのも、学年最初に共有されているそうです。

学年の先生たちが仲がいいということは、子どもたちにとって絶対にプラスになるはずです。

学年研の時間を、タスクの確認に時間を使うのではなくて、もっとクリエイティブなことに時間を使いたいなあ。タスクの確認なんて、朝の10分にすればいい。そして、ベンチでストーブに手をあてながら、これからの卒業式について話す。こういう雰囲気なのだと思います。

雑然とした机を挟んで話すのではなく、全員がPCの画面を見ながら話すのでもない。先生たちとの人間関係の作り方を見直してみたいと思います。

dav

「炭火のような」「市民マラソンの雰囲気」の教室

教室の雰囲気は、自然です。先生がごそごそっと動いて、子どもと話したり、ノートにはんこを押したりしている。ごにょごにょと子どもと話して、ぶらぶらと子どもの様子を観察しています。

僕たちは、意図せずとも、何か学習に対してすごく気合が入っている状態を望んでしまったり、高い目標にチャレンジして目の中に炎が見えるような高いモチベーションに期待をしてしまったりするところがあります。

けれど、それって、すごく差を生みやすい。気合を入れて何かをすれば、疲れてどこかでだらける。それが、完全に内発的なものでなければなおさら。内発的な熱量は、オープンでセイフティな環境が整えば、子どもの中にしっかり起きていて、それは外側からは見えない状態かもしれない。

焚かれた炭火のように。ごうごうと火が燃え盛れば、消えるのも速い。ちょうどいい熱量を維持しながら、学校生活をしているように見えました。

あの場では、市民マラソンみたいなやる気感ですよね。という表現をしましたが。とりあえず、走るということは決まっているけど、目標は人それぞれ。ゴールできたら、みんなで称え合う。そんでまた、走る。

dav

ベンチはそれだけで価値がある

ベンチのある教室はどうかというと、つまりそれが中央にあることで、それだけで価値がある感じです。リーディング・ワークショップで、本のスペースができるだけで読書意欲が高まるのと同じように、そこにベンチがあるだけで人が集まる。

ベンチには、内在化されたメッセージがデザインされていて、おそらくそれは、『寄り添うこと』『人とコミュニケーションすること』『集まること』『対等であること』ということを、言語化しなくても、ベンチと先生自身が発信してくれているように思います。

だから、ベンチを使って、あれをやろう!これをやろう!という感じではなく、ただそこにベンチがあるだけと仰っていました。朝そこに集まり、学習中はちょっとしたワークスペースになり、帰りも集まって帰る。そんな自然な空気をつくることに、少し存在感を示していました。

dav

自然体の授業を見ること

研究でも何でもない、自然体の授業を見ることは、自ずと自分の授業はどうあるべきかという内省につながります。その人の授業が対象になるのではなく、結局自分の立ち位置やスタンスが対象になる。そういった意味で、普通の日常的な授業を見せてもらうこと、また、見せることには、改めて価値があるように思いました。

育休明けたら、授業を見てもらおうと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ひわ より:

    トミーの授業見にいきたいよ!

    • トミー より:

      ひわちゃんなら大歓迎だよ。でも、普通の授業がいいなあ。研究授業ではなくて、日常の。お待ちしています!!

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。