子どもたちを見ることの優先順位を上げる PART2 A Mindset for Learning

子どもたちを知ること PART1 A Mindset for Learning

意図的に見る

Observe Intentionally

この意図的に見るということが大切で、日本では子どもを見ることの大切さを訴えていますが、そのためだけに時間をとったり戦略的に見るということをしていないように思います。授業技術(発問・板書)の方が大切にされてしまう。子どもの見方の研究は、臨床心理学や特別支援教育の分野では、とても大切にされてきているはず。子どもを見ることを専門に研究している組織があって良いように思います。

Find just five or ten minutes to sit down with the intention of kid watching. These minutes could be a part of choice time, math partner work, or even snack time. Make sure your focus can be on noticing and taking notes and doesn’t need to be on directly teaching. You’ll be surprised how much you can observe in just a few minutes.

こうやって、意図的に見ることをしっかり時間を取って行うというのは、本当に大切ですね。ついつい、余計な口出しをしてしまいがちですが、見ること、メモをとることに専心するということです。しかも、ほんの数分の時間です。

your focus is on other students and that you can give them your attention in a few moments.

子どもを観察するときに大切なこと

  • objectivity 客観的
  • Specificity 具体的
  • Directness 直接的に (レコーダーを使うなど、直接参照できるようにする)
  • Completeness 完全に(シチュエーション、そこにいた人、リアクション、声のトーン、表情、姿勢、ジェスチャーなどを、できるかぎりメモするということ)

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don’t add any interpretation or reflection of the event. Remember: assume nothing. For example, “looks sad” is subjective; “frowning, hands in fists” is objective.

うーん。僕はついついこの主観的なことを入れてしまいますが、きっと、先生たちみんなで共有する意識がないからだと思います。自分の得た情報を、他の人と共有する仕組みがあれば、主観が入ったら他の人の判断が入り込む余地がなくなってしまうと、考えるかもしれません。

先生たちの子どもに関する情報が、先生たちの手帳の中だけに収まっていることは、本当にもったいない。お医者さんの電子カルテのように、なんとかならないもんでしょうか。

Free-Photos / Pixabay

もっと情報を集めて、仕事の流儀を作るGather More Information and Develop a Working Theory

観察以外の子どもの情報を集める方法

  • 子どもの成果物ややクラスの制作物などを評価する
  • レコーダーやビデオで記録をする
  • 写真を撮る
  • 質問(インタビューなど)をする

. Create audiotape and videotape transcripts (78). Record conversations between children or the whole class and analyze the data later

学期末の学習の振り返りで、子どもたちがグループで話し合っていることを録音しておくと、本当に面白いですね。自分の授業のどこが支持されていて、どこが余計なのかがよく分かります。子どもは、僕が聞いていても、率直に答えてくれます。そこがまた、嬉しい。

Compiling and studying this information is best done in the company of someone who can help you hear your own prejudices or offer alternative ways of thinking. You will not always be right, but even the wrong step can lead you toward the right one.

そして、そのメモを読み返すということに、時間を割けないんですよね。余計な書類、無駄な会議のせいにしてしまいがちですが。

jarmoluk / Pixabay

症状ではなく、原因を治す

Treat the Cause, Not Just the Symptoms

特別支援教育や臨床心理学の分野では、「行動問題の機能分析」というものがありますね。「先行条件」・「行動」・「結果」で考えるやつです。

でもそれを行うには、やっぱり冷静に見られる先生の存在が必要。担任と子どもがべったりだと、その行動の中で冷静さを保つのが難しいことはよく分かります。ワークショップのように、子どもの学習をコントロールしようとしない学習方法ならば、冷静に見られるチャンスも多くなりますし、児童支援専任のように、客観的に子どもを見る立場の人を配置することも大切です。

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つながりの価値

The Value of Connections

we must make time to discover the unique inner world of every child, whether the child is quiet, loud, shy, or gregarious.

恥ずかしがりで、無口な子ほど、実は難しいです。行動が派手な子は、結構口を開いてくれることが多い。だから、その子のトリガーが分かることが多いです。一方で、自己主張が苦手な子で、物静かで、無害な子が、見過ごされていってしまう。その子のトリガーがなんだかよくわからないまま、1年がすぎていってしまうことがないようにしたいです。

If she and Jenna hadn’t taken the time to kid watch, some of these issues might have slipped under the radar and been categorized as shyness or laziness.

たしかに、先生たちの具体的な対処法の方に注目しがちですが、そうではなくて、その先生たちが子どもたちの情報を集めたことが、改善につながる一手を導きました。

Yet it can feel like schools prioritize everything over the slow and careful process of connecting with each and every child. Therefore, it is up to us, the teachers, to make time and space for forming connections.

本当に私たち次第です。子どもを見ることに時間と場所を使い、そして、優先順位を上げることに。指導書通りに授業をすることよりも、板書・発問計画をたてることよりも、事務文書を作ることよりも、子どもを見ることの優先順位をあげることができるでしょうか?

それは、先生の多忙化という問題よりも、自分自身の意識の問題なように思います。

Candiix / Pixabay

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