作家の時間や読書家の時間といった学び方、ワークショップって何?

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ワークショップってどんな学び方なんでしょうか?

僕がワークショップと出会ったのは、2007年の冬ころでした。そこから、かれこれ10年以上、ワークショップについて考えてきました。

悩みも合ったり挫折も合ったり、全く極めた感じは実感としてありませんが、公立小学校におけるワークショップという学びにおいては、いろいろなことを重ねてきたつもりです。僕にとっての先生としての積み重ねは、ワークショップという学び方をどうやって運営していくかに尽きると思います。

そこで、原点に戻って、ワークショップという学び方はどんな学び方なのかを考えてみたいと思います。

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ワークショップとは工房

作家の時間や読書家の時間に代表される、ワークショップという学び方。今では、それを算数や社会科、理科、英語などに応用して展開されている実践もあるようです。

ワークショップとは、工房という意味です。熟練した職人さんが磨き上げた技を生かして工芸品を作っているイメージです。

もちろん、全員が熟達した職人というわけではなく、見習いの職人さんもいるし、壁に直面している職人さんもいます。

得意な技もいろいろで、カンナをかけるのが得意な職人さんもいれば、差し金で正確に計量するが得意な職人さんもいて、お互いがお互いを助け合ったり、ライバルとして切磋琢磨したりしています。

親方のような存在の人は、一人ひとりに、「お前のカンナのかけかたはピカイチだなあ」とか、「お前の正確な計量技術を信頼しているぞ」みたいなことを言って、士気を高めています。また、「カンナだけじゃなくて、差し金もしっかり使えるようになった方がいい。見てろ!」みたいに、親方が直接職人に教えたり、「差し金の使い方教えてくれよ。カンナ教えてやるからさあ」なんて言って、お互いの得意な技を教え合ったりする様子もあります。

この工房の作っているものは、木工の工芸品ですが、ある職人は大胆で迫力のある飾り物を作っていたり、また違う職人は繊細な技術を生かして、美しい生活調度品を作っていたりします。

この工房では、品質の良い工芸品が並べられていると、街での評判は上々です。

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ワークショップという学び方は?

ここで書かれたストーリーのように、工房で働く職人さんのように、お互いが協力し、ときにライバル関係になって、技術を磨きあい、結果として良い職人として成長していくモデルを、学校の教室に当てはめたものがワークショップの学び方と言えるでしょう。

子どもたちも、自分の持ち味を活かし、書くことが得意な子は作文で、体を動かすことが好きな子どもは演じることで、絵を書くことが好きな子は描くことで、自分の学習の成果を表していきます。そして、お互いの持ち味を生かして学び合ったり、時には競い合ったりして、学びのコミュニティを形成していくのです。先生はそのコミュニティを運営したり、モデルを示したり、また相談にのったりしながら、子どもたちのコミュニティが機能的に動くようにファシリテートしていきます。

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