「よかった」

まず
たくさんの方々ありがとうございました

堀産婦人科のお医者さんと助産師さん看護婦さん
ミクシィやツイッター、メールで応援してくださった方々
早く帰れるように手伝っていただいたり空けた穴を埋めていただいたりした先生方
応援してくれていた友人
テンパっているだれかをしり目に奥さんの面倒見てくれた奥さんのお母さんとうちのお母さん

無事に子どもが生まれました
奥さんも健康です
3204グラムの女の子
生まれたばかりにしては血色もよく表情もいいそうです
さすがはうちの子

今日の夜中の2時ごろから陣痛が定期的に起こり始め
もう5時ごろには5分に1回ほど激しい陣痛が来ていました

おれのイメージの陣痛と
実際の陣痛はまったく違うものでした
よく相当痛いと言われていますが
自分の目の前にいる奥さんが顔をゆがませながら
ものすごい力で自分の腕を握り返して来ていました
相当痛いのレベルではありません
痛いなんて言葉では表せられないんだと思います
足や腰をさすってやることしかできない自分が
どんなに無力なことか思い知らされました

そんな痛みを夜中の2時から朝の10時まで耐える
耐えるというか試練として「受け入れる」という感じ
10時に生まれるって分かっていればどんなにか楽だと思いますが
終わりは見えてこない状況です

しかもそんな時にミスをしてしまいます
7時ごろお医者さんが来て「子宮がちゃんと開いていますね」と仰り
看護婦さんが「トイレを済ませるのでロビーで待っててください」といったので
「子宮がちゃんと開くようになったので分娩室に行くから旦那はロビーで待ってろ」
という意味と勘違いし
7時から30分間近くも自分はロビーで待ってしまいました
あんなにつらい状況の中30分も奥さんを一人にしてしまったんです。

病室に戻ってみると
一人であのすごい陣痛と闘っていました

そこ状況の中8時ぐらいにうちの母親が到着
もう大の大人が母親の顔を見た瞬間
涙をこらえるのが精いっぱいでした
まだ終わっていないのに頼れる人が来たことで

奥さんが激しい陣痛に耐えながら言うんです
「(おれが)一睡もしないで一緒に頑張ってくれたから私も最後までがんばる」と

何にも出来ないで手を握ったりさすったりすることしかできなかったのに
しかも30分も激しい陣痛の中病室に一人きりにしてしまったのに
何でそんなこと言うんだよ
でも奥さんの前で絶対に泣いてはいけないと思いました
奥さんだってあんなに泣き虫なのに泣きたいはずなのに
目を見開いて呼吸に集中し
次に来る陣痛に体全体で備えているんだから
見ているだけのおれが泣いてはいけない

あんなに激しい陣痛が来ているにもかかわらず
看護婦さんや助産師さんは急ぐようすを全く見せないし
いつ分娩室に連れていってもらえるのかまったくわからない
想像を絶する陣痛がもう2・3分に1回のペースで来ているというのに
いつになったら奥さんを楽にさせてあげられるんだ!?
こんなに悶絶して耐えて子どもが欲しいっていう理由は何だ?
もうこんなに頑張ったんだからもういいじゃないか!
と思いました
それでも陣痛は容赦なくやってきます
おれの腕が折れてしまうんじゃないかというぐらい腕を握り返してくる奥さんのすごい力
でも絶対泣きごとを言わない
向かいのベッドの人は「痛い痛い」と大声をあげているのに
うちの奥さんはこんな状況下にあっても心が折れていない

何を考えていたのかあとで聞いてみたいです

やっと陣痛室から分娩室へ移動したのが9時半過ぎ
おれも入って一緒に立ち会った(見ていただけ、汗ふいて水飲ませただけ)のですが
もうそこからはすぐでした
できるだけ陣痛室で赤ちゃんを引きつけておいて
分娩室では一気にという作戦はすごいです
奥さんがあれだけ苦しんでいる中冷静に状況を分析して
分娩室では長引かせないとする病院のスタッフさんたち
もうすごいとしか言えません
それを毎日毎日何十人としているかと思うと脱帽です

赤ちゃんが生まれてきた瞬間
「よかった」と思いました
当たり前すぎますがそれが一番適した言葉じゃないかと思います
終わってよかった
産まれてよかった
奥さんも赤ちゃんも無事でよかった
あの瞬間ふっと自分の中から何かが抜けたような感じがしました
全部終わったら泣くと思ったけれど泣く力も抜けた感じ
声はずっと震えたままでしたが
とにかくまずは終わったことがすごい嬉しかった
産まれた喜びよりも
奥さんの苦しみがここで終着点を迎えられたことが一番うれしかった

産まれたての赤ちゃんは宇宙人みたいな顔ではありませんでした
人間のかわいい顔をしていました
肌も最初は少し薄紫ぽかったですが
すぐに肌色(ちょっとだけ赤っぽい)になりました
10分前までお腹に入っていたとは思えません
この子がお腹に入っていたなんて今でも信じられません

奥さんは赤ちゃんの顔を見てから20分ぐらいして少し泣きました
そして奥さんのお母さんと出会ってまた泣いていました
赤ちゃんは元気に泣いています
泣いているというか「ああぁ」と声をあげている感じです
すべておわったんだなぁと思いました

自分たちはたくさんの人に支えられていること
命は本当に大切なものだということ
分かっているつもりでしたけれど
みんなの助けや赤ちゃんの命に目の当たりにすると
その偉大さに押しつぶされそうになります

たくさんの人に感謝しなきゃ
命を本当に大切にしなきゃ
そう思いました

書き落としたこともたくさんありますが
このあたりで終わりにします
みんなにあって直接話したいです

ちなみに
今日はトミー家が結婚式を挙げた日です
赤ちゃんの誕生日に塗り替えられてしまいました(笑)

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コメント

  1. だちか より:

    これ読んだだけで泣きそうになった…。

    トミーさんみたいな旦那さんでasちゃんがうらやましい!
    トミーさんみたいなパパで赤ちゃんがうらやましい!!
    ほんとによかったねえ

    私もこの感動をいつか味わいたいです

  2. トマ より:

    トミー、おめでとう!

    感動が伝わってきました。

  3. つばさ より:

    よかった!!!三人ともおめでとう!!! つばさ

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