子どもの学習が成功する指導法 Differentiated instructional strategies chp.6 PART1

一人ひとりを生かす指導法 Differentiated Instructional Strategies

QuinceMedia / Pixabay

教師は指導法のレパートリーをたくさん持って、それを調整・変更しながら、子どもたちにフィットさせていこうという内容。子どもたちに心地よい服に仕立てるために、大きな変更も必要という比喩から入ります。

いろいろな指導法を使っていこう!!

Celebrationって何だろう?

前から僕はこのcelebrationsという表現がすごく気になっていて、個人個人の学習の成果を祝うという聞きなれない雰囲気があります。もちろん、個人個人の学習のプロセスや成果物は違うということが前提。自分の目標に到達したことやそれまでの頑張りを、みんなで祝おう!!乾杯!!という感じです。

こういうイベントが、日本の学校では学習から切り離された所にありませんか?特別活動は日本特有とはよく言われますが、おそらくこの本の学校では、学習に紐づけされた状態でcelebrationを行っている。

学習が本位。これって大切なことだと思います。ソーシャルスキルについても、同じような構造です。

monicore / Pixabay

先生が説明したあとは、あとは子どもたちの時間。

かっこいい教師像です。こうやって、しっかりいい切ってしまえるところがすばらしいです。教師がどうやって子どもたちに教えるかということを、当たり前のように脱却してどんどん次のステップへと進んでいっています。

Alexas_Fotos / Pixabay

Engagementが大切!!

engagementって日本語にしづらい言葉のように思います。一生懸命とか、コミットメントとか、オーナーシップとか、そういう言葉ともつながるかな。夢中になっている状態のこと。

 

子どもたちが学習に夢中になっていることが大切。それは、教師の指示どおり動くのではなく、自分の責任のもとに動いている状態のこと。

子どもを放任するのではなく、スタンダードにつなげてあげるのも教師の仕事です。

パーソナルレベルのチャレンジがあるから、子どもたちはやる気になります。全体に課した課題では、この状態にはなりません。それは、大人も同じなはず。

Design_Miss_C / Pixabay

脳の機能を生かした学習

ヴィゴツキーの発達の最近接領域の話から入ります。ヴィゴツキーの理論は、学びが相互作用のもとで行われること、そして、学習は固有のものでその個に応じた支援を必要としていることを明らかにしてくれています。

  1. 社会的なかかわり合い(教師:生徒 生徒:生徒)
  2. より知識のある他者(先生、コーチ、メンター)
  3. その子の達成できる範囲か、知識のある他者からのサポートで達成できるタスクかどうか。もっている体験や背景に基いて学習するので、すべての子の理解は多様なものであり、固有のもの。チャレンジはその子のレベルを継続しなければならない。
  4. GDJ / Pixabay

注意を引きつけるための活動リスト

  • 生徒が注意を向け集中することを助ける
  • 気をそらすものを取り除く
  • 気持ちのファイルを開く(既にもっている経験を利用する)
  • 選択肢を提供する
  • 自分で方向性を決める学習を励ます
  • プライムタイム(集中できる時間帯)を作る
  • 自由な時間を入れる(拡張し、豊かになり、余った時間を「スポンジアップ」する(スポンジアクティビティとは、時間が余った時に自立的に行う活動のこと))

また、始業のベルがなったらすぐに取り組む学習も紹介されています。こういう仕組みを作っておくと、先生が教室に時間通りに来られなくても、活動を始めていることができますね。

  • 「昨日学んだこと3つ」
  • 「私につながる2つのアイデア」
  • 「まだもっている1つの疑問」

geralt / Pixabay

リハーサル

維持リハーサル(練習・暗唱・ドリル・繰り返し)と精緻化リハーサル(記憶術、グラフィックオーガナイザー(思考のフレーム)、ロールプレイ、リズム、センターやプロジェクト、MI、探究、など)について。精緻化リハーサルが学習のチャンスとなることを言っています。

ガムを挙げるだけでは不十分で、ガムを噛む時間を作らなければならない。精緻化リハーサルを行って、短期記憶を長期記憶へ移していかなければなりません。

ブレインストーミング

ブレインストーミングも、ただたくさん出すだけの目的で行うのではなくて、子どもたちのもついろいろな経験とつなげたり、経験から引き出してあげたりする効果があると認識して行わないといけませんね。ちょっとこの辺は僕もブレインストーミングの表層しか理解していませんでした。プレアセスメントの意味が大きいですね。

Engin_Akyurt / Pixabay

 

脳の研究に基づくベスト・プラクティス

学習環境を作るプラクティス
  • 目的を設定し、フィードバックを提供する
  • 努力を強化し、承認を提供する
  • 協働的な学習
生徒の理解向上に役立つプラクティス
  • 質問、合図、前に進められる思考のフレーム
  • 非言語的な表現(思考のフレームワーク、モデル、絵、動きなど)
  • 要約とノートづくり(板書を写すという意味ではない)
  • 宿題の割り振りと練習の提供(リハーサル(維持と精緻)を行うことに役立つ)
生徒の知識を広げたり適応したりすることに役立つプラクティス
  • 類似と相違を認識する(パターンやつながりで捉える)
  • 仮説を作ったり、試したりする

筆者はかなり力を入れてこのリストを作っています。どれも、自立的に学習を進めていることが前提です。一斉指導のプラクティスではありません。

jarmoluk / Pixabay

コメント

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。