マナティー研究所を通じて知り合った荻本央(おぎもと おお)さんの、「くらべるいきものこうさく スズメ・シジュウカラ・メジロ」が、とても素晴らしいので紹介します。
央さんとは、マナティー研究所で生物多様性のyoutube動画を制作したときに知り合いました。央さんは、オンライン打ち合わせの中でも、非常にエネルギッシュで、アーティストの魂をぐいぐい感じました。イラストもとてもかわいくて、僕が関わったマナティー研究所の制作物の中でも、お気に入りのものです。
「くらべるいきものこうさく スズメ・シジュウカラ・メジロ」
うちの小6と5歳の子どもたちと一緒に作りました。小6はもちろん大人が何のアドバイスをしなくても、どんどん作れます。5歳の場合だと、大人と一緒に作れば上手にできました。
封筒の中には、スズメ・シジュウカラ・メジロが意図的に一緒に入れられています。これは、パーツを3種類の鳥ごとに選別することで、鳥の特徴に気付けるようにする仕組みです。
精巧にカッティングされているので、ハサミは必要ありません。スティックのりだけで十分です。のりが机につかないように、のり下紙を準備すると良いでしょう。
パーツに空いている丸い穴は、最後に吊るすための紐を通す穴です。この穴の位置が、鳥ごとに微妙にずれているので、穴が通らないと間違ったパーツをつけていることに気づける仕組みになっています。こちらも、説明書が苦手な子どもでも作れるような配慮ですね。素晴らしいです。
破れやすいパーツは予備が入っているので、安心です。我が家で作ったときは、破れることはありませんでした。
これでシジュウカラの完成です。お腹がネクタイのような模様がついていますね。
これはスズメ。
これはメジロ。目がついていると、かわいさが際立ちます。
この紙工作を作ったあと、自然の中に出歩いて行って、どの風景の中で吊るしたら鳥が喜ぶかを考えたりするそうです。スズメ・シジュウカラ・メジロ、どの鳥も、生息環境が少しずつ違いますので、3羽とも喜ぶ場所が違います。作った後の活動もとっても楽しそうですね。
環境教育が学べる親子ワークショップ
僕は、この紙工作を使った親子ワークショップができないかを考えています。子育て世代が多い先生たちは、本をゆっくり読んで勉強したり、夜遅くの研修に参加したりできる人がそう多くありません。でも、我が子と一緒に紙工作を作りながら、環境教育について考えるワークショップがあれば、家庭に負担がかからずに、自分も学べる良い機会になります。僕自身もそういうことで悩んできましたから、子どもの面倒を見ながら学べるワークショップで、学びの機会を提供できれば良いと考えています。
ウナギいきのこりすごろく
央さんは、「ウナギいきのこりすごろく」というのも作っています。
僕もこれをクラスでやってみました。うなぎがどんどん減って行ってしまう自然の厳しさや人間に都合よく作られてしまった環境などを考える上で、とってもおもしろいと思います。教科書の「うなぎのなぞを追って」の発展的な教材として、とってもおもしろいです。こちらもおすすめです。
温かみのある紙工作を家族で楽しもう
紙工作は他の種類もたくさんあります。エナガさんは、うちでもブーム来ているので、作ってみたいなあ。チョウやイルカ、コアラなんかもありますね。色々な種類を並べたら楽しそう。「手作り動物園」とか、「自分の動物パークを作ろう」とかも良さそうですね。可能性が広がります。
下のリンクから購入できますので、秋の夜長に家族で紙工作はいかがでしょうか?
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