第4回公認心理師試験を受けてきました

公認心理師

第4回公認心理師試験 区分Gで受験

9月19日(日)に公認心理師の資格取得のための試験を受けてきました。第4回の区分Gという枠での受験です。

教師で公認心理師を持っている人は、まだそれほど多くないと思いますが、職域とかなり重なっているので、勉強はしやすいかと思います。教育分野の問題も多数出るので、状況がイメージしやすいです。これを読む教師の方も、公認心理師を取得してみませんか?

知らない人も多いと思いますが、教員で5年以上経験がある方で、現認者講習を行えば、受験資格を持てる可能性が高いです。しかし、それは公認心理師制度の期間限定の特別措置であるので、残された第5回でしか受験資格はありません。それ以降になってしまうと、心理系の大学や大学院で、単位を取得しなければならず、資格取得のためには、ハードルが高くなってしまいます。僕も今回、不合格であったら、第5回にかけることになります。

僕の場合は、教師経験が5年以上あるということで、校長先生に公印をいただきました。特別支援学級には5年も担当していませんが、認めていただいています。学校の先生は、子どもたちに心理的支援を行っているとみなされているので、校長先生に理解があれば、公印をいただけると思います。

なぜ公認心理師?

僕の場合は、半年間育休を取得した年度に、特別支援学級の担任を受け持つ機会がありました。もともと大学でも発達や軽度発達障害などを専門に勉強していました。再び特別支援の場に立つことができ、これを機会に、特別支援教諭を取得しようと思ったことが、心理を学び直すスタートになっています。

特別支援教諭、まだもってないの?
どうして、特別支援教諭取ろうと思ったの? 育休を始めて、ひとつ力を入れてやったのが、放送大学で特別支援教諭二種を取得することです。今週末に最後に期末テストがあって、それに合格をすれば、単位が取得でき、免許ももらえるという運びになります。特別...

実際、特別支援学級の現場に立つと、軽度発達障害に関係する多くの困りごとに直面します。それは、軽度発達障害の知識だけでは、到底理解することができません。例えば、経済的に苦しい家庭、情緒面で不安定な児童、福祉制度の利用の仕方、特別支援の進路など、普通級だけ16年やってきた僕にとっては、今まで見聞きしたことのない立場に直面し、幅広い知識や経験が必要な仕事であることに気付かされました。特別支援学級専門の先生ならば、すでに知識や経験がありますが、僕にとっては、まずは手っ取り早く知識を得ようと思いました。だったら、勉強のきっかけとして、資格も取得してしまおうという魂胆です。

実は公認心理師という資格は、臨床心理士の資格よりも、職域が広く、深い知識よりも、広い知識が求められます。臨床心理士は、心理に関する専門的な理解が必要ですが、公認心理師という仕事は、他業種連携のハブ的な役割も求められているため、心理の知識はもちろんですが、教育、福祉、犯罪、産業、法律などの知識が必要です。さらには、脳神経、薬学、心理統計などまで、求められます。特別支援学級に関係する知識を、ざっとさらうには、ちょうど良い資格だと思います。

別に転職とかを考えているわけではありません。選択肢として、スクール・カウンセラーとかはあると思うのですが、今よりも待遇はよくないでしょうし(未確認)、今のところ現実的ではありません。基本的には、今目の前にいる特別支援学級の子どもたちのために資格を取りましたが、何か面白いことに転がるようであれば、また考えようと思っています。

公認心理師の詳しいこと知りたいですか?

さて、合格発表は、10月29日。結果を楽しみに待っています。

実は、国家資格である公認心理師を持っているとどんな可能性があるのか、まだ僕自身もよくわかっていません。もし先生をリタイアしても、発達障害の子のアセスメントとか、発達支援を含めた教育支援とか、いろいろできそうだなあと思ってはいますが、もう少し調べてみたいと思います。

勉強法とか、出願までの詳しいこととか、知りたい方がいらっしゃるようであれば、また書きたいと思います。

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