大人のための読書記録

阿部謹也さんの『「世間」とは何か』から簡単に。

阿部謹也『「世間」とは何か』 阿部謹也さんの『歴史のなかに自分をよむ』から、『「世間」とは何か』に至りましたが、かなり作品の雰囲気が違うものでした。前著は中高生向きに書かれた本ということで、エッセイ風にスラスラ読めるものでしたが、後著は学者...
PBL

フィンランドのPBLについて、いいところの翻訳と僕の意見

フィンランドでは、教科は過去のものになるのかなあ 教科ではなくトピックやプロジェクトを中心において学んでいく、フィンランドの新しい教育政策の挑戦について書かれている記事を見つけたので、読んでみました。 Could subjects soon...
子どものための読書記録

「ユーウツなつうしんぼ」と「びりっかすの神さま」を比べて読むと。

久々に読んだ児童書「ユーウツなつうしんぼ」アンドリュー・クレメンツ 成績の話題から紹介された「ユーウツなつうしんぼ」 ある本の校正のお手伝いをしているときに、成績で机の位置が変わるという話題から、僕が「それって、びりっかすの神様みたいですね...
英語

英会話の先生に運動会のダンスを見せたいためにがんばる英語

英会話をはじめたきっかけは? 青ちゃんは8月に入ってから、英会話の学習をはじめました。 きっかけは、結局お父さんが英会話をやっているのを見て、自分もやってみたいと思ったことだと思います。随分前から僕が英会話をやっているところに割って入ってき...
自己紹介

「抱き癖」「オランダ式放置」vs「すぐ抱き」「モンテッソーリ抱き」

赤ちゃんが来週で2ヶ月を迎えようとしています。 新生児だった頃と比べると、顔つきもすっかりふくよかな赤ちゃん顔になり、むちっとした手足をバタバタさせています。0655の「げつげつたぬき団」を見ると、赤ちゃんみたいだと思います。 顔や首に出て...
子どものための読書記録

青空の下のベランダの椅子に「ジュディ・モード」を置く読書環境

青ちゃんは最近、「ジュディ・モードとなかまたち」のシリーズを楽しんでいます。僕はこの本は読んだことがないのですが、ピーター・レイノルズがかわいい絵を書いているので、前から気になっていました。  昨日から、ベランダの椅子に腰掛けて、くすくす笑...
大人のための読書記録

阿部謹也「自分のなかに歴史をよむ」で、歴史家ってどうやって歴史を学んでいるの?

この本で阿部謹也さんがもっとも言いたいこと、というよりかは、自分がもっとも聞きたかったことは、「あとがき」の中の一つの文章に集約されます。 「私にとって歴史は自分の内面に対応する何かなのであって、自分の内奥と呼応しない歴史を私は理解すること...
子どものための読書記録

角野栄子さんの魔女プロジェクト

角野栄子さんと言えば、「魔女の宅急便」シリーズに知られる児童文学の作家さんです。青ちゃんは、「魔女の宅急便」の4巻目を今読んでいます。というのも、魔女の宅急便展が近代文学館で開催されているのを知ったのは夏休み前で、それをきっかけに魔女の宅急...
大人のための読書記録

「アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで」は、新しい学校の形がわかりやすく表されています

アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで  日本のインクルーシブと、アメリカのシラキュースのインクルーシブの比較で、日本やアメリカの教育観の違いがよく分かりました。日本のインクルーシブはsamenessと...
子どものための読書記録

エンデのモモ。自分も灰色の人。抜け出すためにはどうしたらいいのかな。

自分もまた、灰色の人、灰色の毒で忙しく働きまわっている人です。私も教室の中に灰色の人を再生産していることを、イメージしながら読んでしまいました。モモが灰色の人を蹴散らしてくれて、気分はスッキリしているけれど、自分の中の霧は、すっきり晴れませ...