一般社団法人の設立に関わって
マナティの研究所作りに携わっていて、今まで知らなかったこと、考えもしなかったことに、多く触れる機会をもらっています
価値を生かすということ
私たちが何か社会に対してアクションを起こそうとした時に、やっぱりハードルになるのがお金。
私たち公務員は職務専念義務があるために、副業は原則禁止されています。一部の副業を除き、原則サラリー以外の月給をもらうことはできません。
だから、社会に対してアクションを起こそうとするときに、カンパとか、参加費ぐらいのレベルでしかできないし、お金という価値を図る指標に乗せて、価値の大きさを説明したり、各機関と交渉したり、多くの人に価値を理解してもらう必要もあるでしょう。
バーチャル個人としての法人
その時に、法人という選択肢があることがわかりました。
いわゆる、起業です。それも、公務員を続けたままの形になるので、非営利型の法人を運営するということです。
まだまだ勉強不足なのですが、こんなイメージです。
法人とは、言ってみれば、法律によって形作られた人。バーチャルな人みたいなものです。
法人は個人ではないので、何人かの個人が運営しますが、個人とは全く違うものです。法人が収益を上げて、それを経費として使ったり、銀行口座を開設したりして、自分とは違うもう1人の自分を作り出すことができるイメージを持っています。
個人ではなく、法人が収益を経費化して社会に還元する
たとえば、法人として、電子書籍で出版し、収益で講師にスーパーバイズを依頼してオンラインの有料の学習コミュニティを作り、そのコミュニティが成長したらロゴやカラーを商標登録してイメージを固め、価値をわかりやすく発信していく、なんてことも可能?になっていきます。基本的に無料で、しかもなんの奉仕もせずに勉強しようとしているという人を集めても、良いコミュニティはできません。価値を支払って、学び取ろう、情報を発信しようとする熱意のあるコミュニティができれば、社会に一擲を投じることもできるかもしれません。
寄付や助成を受け取ることも可能。コミュニティ内のトークンを発行して、トークンでブログの既読権を買うなんてことまでできたら、いいなあ。ASCDのような強力な学習コミュニティができたら、本当に凄いこと。夢が広がります。
異端児が集まっているおもしろさ
僕よりも遥かにウェブに詳しい方や、僕よりも遥かにNPO運営に詳しい方、僕よりも遥かに希少生物の生態に詳しい方、僕よりも遥かに野生生物の医療や国際機関に繋がりのある方など、面白い人たちがこれからも増えていきそう。僕ももっともっと探究やワークショップを学んで、その界隈では引けを取らない情報提供や実践ができるようにしていきたいと思います。
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