地域の科学工作へ
冬休み、2回目の地域の科学工作教室に行ってきました。
1回目は、電池で動くラジコンカー。教師として、本当に勉強になります。
ラジコンカーの仕組みが卓越している
もちろんこれは、講師の先生方が作ってきてくださいました。おそらく、引退した技術職関係の方々。すばらしい。引退後、こういう生き方もいいよね。
電池の電極部分に指を添えて、赤と黒の導線を電極に接触させてあげれば、それぞれのモーターが動き出します。赤は左、黒は右のモーターが回るように回路が組まれていますので、両方電極と接触させれば、両方のモーターが回り出し、真っすぐ進みます。片方だけなら、どちらかにカーブするように動きます。すばらしい!!
このレベルのものを全員が教室で作るとなると、難しいだろうけど、教師がこういうのを手作りしてきて、「ほらー楽しいぞー」とやるだけで、回路を利用したものづくりが盛り上がるだろうなあ。現場としては、回路の性質に時間をかけすぎて、いちばんおもしろいものづくりが疎かになってしまうこと教室が多い。本当は、そこにこそ、子どもを伸ばす学習環境があるのに。ものづくりを前提とした、ミニレッスンを中心とする理科の授業ができれば、これはDifferentiated Classroomの考え方を生かした理科ワークショップになるんだろう。
冬休み2回目の科学教室はレインボースコープ
そして、2回目は分光版を使ったレインボースコープ。おまけで、LEDライトのオモチャももらいました。こっちはお祭りなどで売られているものと同じです。あれを分解してもおもしろいなあ。
レインボースコープの作り方
材料
- 紙コップ3つ以上
- ビニールテープ
- 黒マジック
- 黒画用紙
- 画鋲
- 分光シート
作り方
2つの紙コップの底を切ります。一つは全部切る。もう一つは、分光シートの大きさに切る。そして、底をしっかり黒マジックで真っ黒にします。紙コップの中を真っ暗にするためです。
分光シートをテープで貼り付けます。
この2つの紙コップをマラカスのように重ねて、中に黒画用紙を入れて、テープで光が入らないように留めます。
好きなように穴をあけた紙コップを分光シートとは反対側の紙コップに重ねます。うちの子みたいにこだわってやっている子はあんまりいなかった。
うちの子のは、こだわりすぎてたくさん穴を開け過ぎてしまい、ちょっと光の量が多くなってしまいました。でも、少し虹が見えています。
子どもの遊び 兼 教材研究
子どもは楽しんでやっていますが、僕自身も子守りという名目の教材研究ですね。おもしろい!!科学クラブとかでもいいし、無駄なことをやめて、こういうのをみんなで作ってもおもしろいと思う。
科学工作は学校では時間がなくてスキップされてしまうところ。教えなくてはならないところに時間をかけすぎてしまい、時間がなくなってしまう。でも、体験からしか人は学べません。自分で作ってみて、科学に興味をもってもらえるといいなあ。
子供の科学も読んでいます。おもしろいですよ。
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