はまちゃんの「ぼくが見たオランダという国とイエナプラン教育」
はまちゃんからオランダイエナプラン研修に参加したときの研修記録件日記のダイジェスト版をもらったので、少しずつ読み進めていますが、それがすごく僕にとって刺激にあふれるものであったので、ブログに書きたくなってしまいました。
本人にもお許しを得て、書いていこうと思います。
はまちゃんとお友達になりたい方はここから。これからも良質な情報を発信してくれる実践家です。勉強させてもらいたい。
オランダ・イエナプラン教育専門教員養成研修の記録 ダイジェスト版
「ぼくが見たオランダという国とイエナプラン教育」
『よい教員は、時計じゃなくてコンパスに従う。』
はまちゃんが研修でイエナプランの先生からかけてもらった言葉。ぼくにとっても心のなかに響くし、現場に入って忙しさに視野狭窄したときに、ちゃんと思い出さなくちゃいけない言葉。
自分のコンパスを信じていい。もちろん、自信過剰にコンパスを扱うことはないだろうけど、先生たちは自分のコンパスに自信がない。だから、時計の方を重要視してしまう。標準化された価値、自分で絶対化させてしまった規則、固定化して凝り固まったプロセス。
コンパスは方向性を指す。でも、立ち位置はそれぞれ違うので、プロセスは違って当然。「あなたのコンパスは何を示しているか教えて?」こういう問いかけがすごく日常化しているのだと思う。
『良い学習者は、時計ではなくコンパスに従う』と言い換えると、子どもたちにもこれは当てはまる。あなたのコンパスを信頼しています。あなたのコンパスが示す学習の方向は、どんなことを言っていますか?」
『サークル』
サークルに始まり、緩やかな個別化の環境で学習して、サークルで振り返る。このシンプルな学習パターンが、すごくいい。イエナプランでは、サークル状にみんなが集まって、はじめと終わりに情報を共有することを大切にしています。
学習の個別化をすると、子どもたちの学習はそれで十分に多様化するので、学習の構造はシンプルな方がいい。サークル→分散→サークル。
サークルについては、桑原先生がすごく良い雰囲気のサークルを見せてくれたので、それを自分の教室にも実現できるように実践してみたいなあ。
『僕らはもっと豊かに生きていい』
大人は、自分が教わった養育環境を再現しようとしていまう。厳しく教わったから厳しくしないと子どもは育たない。子どもは暇を与えると問題を起こす。個人の都合よりも組織の規律が大切。そうやって私たちも育ってきてしまっているので、何も考えないと、旧バージョンのOSで子どもと関わってしまいます。
はまちゃんは、オランダで明るくてユーモアのある先生たちと出会っています。そして、アコーディオンを薦められ、人生を楽しむモデルをその先生たちの生き方から見つけました。
僕は、もっと人生を楽しむモデルを子どもたちに示した方がいいです。いろいろなことに一生懸命すぎて、遊びがないんだよなあ。
というわけで、僕もウクレレを買ってしまいました。
『保護者が送り迎えの際に普通にハグやキスを、他のこの前で平然としていることに気付いた』
これはJICA教師海外研修のブラジルでも感じたこと。
文化の違いがあるけれど、ああやって人前でもハグで挨拶し合う文化っていうのは、なんだか憧れる。大人の男女もしていたし、ブラジルでは、ベージョといって、頬を寄せてキスの音をさせることまでしていたから。僕も調子に乗ってブラジルではできましたが、もちろん日本ではできません。
ましてや、子どもたちは親にそういうことをしてもらっているのかなあと。うちでたくさんしてもらってほしい。
「きみはいい子」でも、宿題は「抱きしめられること」でした。
僕の友達の先生が教室に入ってきた時に、一人一人抱きしめると言っていたけれど、それは女性の先生で相手が1年生だからできるのだと思う。やっぱり、抱きしめられるのは先生ではなく家族。それは、日本であればなおさら。
抱きしめるの代わりに、HIGH FIVEでも、握手でも、なんでもいいと思う。とにかく、あなたのことを信頼して受け入れるよというメッセージを送り続けられるものがあれば。
長くなってしまったので、続きはパート2へ。
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