青ちゃんは最近、「ジュディ・モードとなかまたち」のシリーズを楽しんでいます。僕はこの本は読んだことがないのですが、ピーター・レイノルズがかわいい絵を書いているので、前から気になっていました。
昨日から、ベランダの椅子に腰掛けて、くすくす笑いながら1巻の途中まで読み終わっていました。今日、小田急線で新宿まで行ったのですが、読みかけの1巻を行きの電車で読み、帰りの電車で2巻を読み終わって、寝ていました。
移動中の読書はいいですね。親も子どもも、電車の中はよい本読みタイムになります。なんでだろう?
うちの青ちゃんは、読書は得意なのですが、それでも、僕がなんのアクションも起こさないと、「ゾロリ」や「怪談系」を読破しようとします。それでもほっておくと、「原ゆたかはプカプカチョコレートもおもしろい」とか言って、さらに読み始めます。
今の青ちゃんの読書レベルでは、簡単すぎるレベルなので、もう少し難易度のある本をおすすめしたいのですが、なかなか自分からは手に取りません。まあ、そうですよね。日頃学校でがんばっているんだろうから、リラックスして読めるゾロリは、きっとおもしろいんだと思います。
でも、一応、学校司書教諭として、目の前にこういう子どもがいたら、ちょっと薦めてみたいなあと思って、いろいろ薦めるのですが、難しいもんで、大概は失敗に終わります。本人は「うーん、じゃあ借りてみる」と、こちらの顔を立てる感じで言ってくれるのですが、結局家に帰っても僕が薦めた本は読まず、やっぱり自分で選んだ本を読んでいます。自分で選んだ本というのは、それほど価値があるんだなあと改めて思うわけです。
例えば、
絵本を卒業した子向けの本です。やっぱり、選書力と読書力は、たまごとにわとりの関係ですね。選書力を鍛えたいものです。
青ちゃんの選書の仕方をよく見てみると、選んでません。目についた本を、次から次へと読んでいく感じ。だから、薄い本がすき。絵本がすき。こちらがカンファランスをして初めて、目的的に本を選びますが、ほぼ別置本に手が伸びている感じです。作者や内容からは選んでないですね。
一時期、「魔女の宅急便」にもハマっていましたが、4巻でストップしました。1年生に「恋」なんて言われてもつまらないんだと思います。
やっぱり、読書が得意でも、その子の生活や感情、経験が追いついていないと、本は読めませんね。いくら本が好きだからと言って、恋をしたことがないのに、恋の話は読めないわけで。その点、ゾロリなんかは、舞台設定が上手だから、笑いで低学年はどんどん読めるんだと思います。
「ジュディ・モード」は珍しく、僕のお薦めがヒットした本。自分からは手に取らなかったのですが、いい天気の日に、ベランダの椅子の上に置いておいたら、勝手に読み始めました。まあ、結局、読書環境なんてそんなもんなんだろうなあと思います。
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