【2018年2月2日開催】オランダ・フィンランド・アメリカに学ぶ教育の未来 |
#答えのない学校 で、アメリカ、フィンランド、オランダの教育を学んできました。子ども本人を大切にしているという、individual の視点がどこにもありました。じゃあ、自分としては何ができる?何を変えられる?と、問われた気がします。
— トミー@学習多様性 (@tommy32wider) 2018年2月2日
アメリカ・フィンランド・オランダに学ぶ未来の教育
この方がお話してくださいました。
梅田眞司さん
『格差社会解消・是正』をミッションとして、慶應SFCを拠点に社会起業。市民の想像力の創発で社会課題の解決(デザイン)を目指す。経営デザイン戦略コンサルティングをはじめ、自立人財教育、学び場づくり、地域活性、および高校でのイノベーション教育授業を手がける。また、人の魅力を切り出すフォトグラファーとしても活動するほか、神奈川県教育委員会インクルーシブ教育推進協議委員、海老名市社会教育委員、神奈川県PTA協議会執行役員を務める。北欧、とくにフィンランドの社会・教育システムの研究を通して、学習者中心デザインや参加型デザインの「学びの場」の可能性を感じている。
フィンランドのトミーのツボ
ナラティブ(Narrative)であること
今まで、ナラティブという言葉にあまり引っかかってこなかったのですが、ここに来て、自分の心のバスケットにどんどん入ってきています。
ナラティブとは、直訳すると「物語」「ストーリー」でしょうか。
ナラティブ・アプローチという言葉があります。トミーの理解では、子ども一人ひとりの中には、物語があって、子どもはその物語に応じて学習を進めていくということ。
例えば、雪で遊んで、雪だるまを家の中に入れて、それがいつのまにか溶けてしまって、そうやって固有の物語で子どもは学んでいく。一人ひとりの中には固有の物語がある。もしくは、家族との絆の感じ方も、子どもは固有の物語をたくさんもっている。文脈と言い換えてもいいかもしれません。
その文脈を生かして、大人は教えていかなければいけないという考え方。子どもの持っている物語(体験、環境、個性などで編まれている)を無視して教えてしまうと、それは子どもにとって意味を持つものにならないということ。
トミーはそんな理解をしています。
これが積読でした。もったいないことをしていた。読まなくては!!
フィンランドでは、そのナラティブの視点が大切にされているということです。自分の問いを支援を受けながら自分で解いていく力を育てている。
だから、対話が非常に大切にされているそうです。価値観を押し付けない。
タバコのポスターで分かるスタンス
価値観を押し付けないという点で、タバコのポスターが紹介されていました。
探しても見つからなかったので、言葉で。
かっこいい男女がタバコを吸っているのですが、よく見ると、歯が黄色。
Smorking Hot? と書かれている。つまり、ポスターを見る人に考えさせている。
「だめ、ぜったい」的ではない
内発的な動機づけを大切にするフィンランド
日本でも大切にしていると思うのですが、どうも、日本のは過保護的というか、教師が決めた線路の上を「内発的にやりましょうね!」という感じで、進ませる学習が多いように思います。
「あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ」と考えているのは、大人ばかりという状況。子どもが自分の行動を計画して、実行して、振り返るという学習は、日本は本当に苦手なように思います。
昔読んだフィンランドの本のレビューもどうぞ
コメント
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