5つのスタンスを教えるために、教師のガイドによる探究学習を使おう Using Guided Inquiry to Teach the Stances

A Mindset for Learning
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5つのスタンスを教えるために、教師のガイドによる探究的学習を使おう Using Guided Inquiry to Teach the Stances

この4章では、5つのスタンスを子どもたちがものにするために、教師のガイドによる探究的な学習を例示した章です。一斉指導ほどではないですが、教師がかなり引っ張って授業を進めています。場所はおそらく、rugという言葉が出てくるので、教室の床に敷かれたカーペットの上に子どもたちが集まっているイメージです。そのカーペットには枠が書かれていて、その四角の枠の中に一人の子どもが座るように出来ています。YouTubeではよく出てくるカーペットです。

In Your Own Classroom

Inquiry can be open-ended and student directed, or it can be guided by the teacher. As we saw in Malini’s kindergarten classroom, a guided inquiry provides an opportunity to balance social construction of new learning (in that case, about empathy) with clear, direct instruction about the concept.

 

探究は、オープンエンドで子どもたちが方向を決める学習と、先生からのガイドで行う学習とで、バランス感覚をもちたいです。先生が、次に出てくる1から4のような構造を事前に定めて、その枠組の中で子どもたちが方向性を持って行うことも必要です。ときに緩やかに、ときにかなり指示的に探究を行うこともあると思います。

そのバランス感覚も、先生によってさまざまで、そういうバランスのとり方をお互いの授業を観察することで、フィードバックを受け渡したいように思います。本当は、それが授業を参観し合う意味であって、発問とか板書のような見えやすいものは、本質ではないように思います。

僕は、リーディング・ワークショップや社会科ワークショップでも、かなり具体的に子どもたちにカンファランス(サジェスチョン、選択肢を与える)をするので、もしかしたら、もっと緩やかにしたほうが良いかもしれません。「先生のアドバイスは役に立つんだけど、もっと自分で考えたい」と子どもからお説教をされたことがあります(笑)

 

We recommend the following cycle to introduce each stance:

  1. Study a text as a whole class. 全員がテキストから学ぶ
  2. Discover the concept. コンセプトを発見する
  3. Name the concept. コンセプトに名前をつける
  4. Reflect on and generalize the concept. コンセプトを振り返る、一般化する

 

これって、ワークショップのサイクルにつながりますね。ミニレッスン・ひたすら書く・共有する・(出版する)みたいな。

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Study a Text

There is a nearly inexhaustible list of texts that you could use to teach each stance. (We’ve listed some of our favorite resources in Appendix E.) In fact, we’ve found that many books could be used to teach multiple stances.

 

僕は結構絵本を読んでいるはずなのに、この「分類」「活用」という意識を持たずに、絵本を消費コンテンツとしてあつかってしまっていることに、今更ながら後悔しています。うちの娘に、滝のように絵本を浴びせたのに、それを記録していない。そして、何を読んだか忘れていってしまう。

というわけで、下の子が6ヶ月になったので、そろそろ絵本なのですが、しっかり記録したいと思っています。絵本記録。これもブログでアップしていこうと思っています。

 

Your choices are not limited to books, either; you can use songs, video clips, advertisements, images, and even video games to teach the stances. Your students will quickly understand the concept of resilience if you try to learn one of their video games.

テレビゲームでもOK。実際にビデオゲームを使った実践があるのかなあ。気になります。

 

Everyone Can Learn to Ride a Bicycle, by Chris Rashcka (2013),

 

Since the options are so varied, we recommend looking for the following qualities when choosing a text to use in a guided inquiry:

  • Relevant
  • Accessible
  • Clear

先生が子どもたちを思い描いて自分の手で選んでくるのがいいですよね。それ自体が、温かみがある。「教科書開いて」ではない。子どもの生活が分かっていないと選べないですからね。Relevantな本は、子どもを見ていないと選べません。

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Discover the Concept

You could explicitly tell students, “Today we’re going to study empathy,” but research has shown that students have a better understanding of a concept (and of a word that will be very new to most) when they discover it first for themselves.

通信教材では、一方的に教えることしか出来ないわけで、人と人とのやり取りだから、この子どもたちが自分たちで発見することを促すことができる。これこそ、足場かけなのだと思います。教えるだけなら、youtube流しておけばいいわけで。

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Name the Concept

  • Say the word and definition on their own and then again in the context in which they were discovered. “Persistence means you try, try again. Max was persistent when he…”
  • Have students repeat the word and try it out on their own.
  • Draw a quick sketch with a memorable symbol to provide a visual association.

テキストの中での統合、自分の生活の中での統合、シンボル化、教師がこれからの教室環境づくりの根幹として、5つのスタンスを柱にしたいという気持ちがはっきりと出ていますね。そういう自分にとっての柱というものを、明確にもちたいです、来年度は、この5つのスタンスを子どもたちと共有したいと思います。

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Reflect on and Generalize the Concept

To develop a deep understanding of a word and its associated meaning, students need to think and talk about the word in different contexts. The text you studied as a class provided one context, an introduction, but our goal is for students to use these stances across their days and across their lives.

このacross their livesの重さを感じます。教師の仕事は、across their livesなんです。成績でも、合格でもない。教師は、教育の真の目的をもっとはっきりともって、お互いの立場でそれに向かって取り組まなければならないのに、何か、国語教育、算数教育、健康教育、情報教育のように、分断されて、その真の目的が霞の奥の方へ取り残されているようです。

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