大人のための読書記録

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「これからの世界をつくる仲間たちへ」落合陽一 教育の視点で考える

これからの世界をつくる仲間たちへ 次の世代を育てる人 ぼくがこの本の著者、落合陽一さんに共感できる物の見方の第一は、彼の軸足の一つは「次の世代を育てる」という点に置かれているからです。変化の見通せないこれからの時代に、若い人たちがこれからど...
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『ようこそ、一人ひとりをいかす教室へ』ブッククラブ

まず、ブッククラブって何?  テーマとなる本を読んで、それについて楽しく話をするだけです。英語圏の人達は、当たり前に行われているらしい。すくなくとも、日本よりは根付いていると思います。読書で人とつながって、1冊の本で100倍楽しんじゃおうと...
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『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』で学校や学習も考える

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』ってどんな本?  縄文時代から弥生時代になり、保存できるお米が価値を示す指標として流通していくようになり、身分の差が生まれていったそうです。それが分かるのがこの本。  そして、戦国時代、米という経済...
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みんなに読んでもらいたい『あなたの体は9割が細菌』で細菌と仲良くなる

今までこういうジャンルの本を読んだことがなかったので、最新の科学では今まで常識だと考えられていたことがどんどん覆っていることに興奮しながら読むことができました。まだ、最新医学熱が収まっておらず、いろいろな本を芋づる読書しているところです。 ...
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阿部謹也さんの『「世間」とは何か』から簡単に。

阿部謹也『「世間」とは何か』 阿部謹也さんの『歴史のなかに自分をよむ』から、『「世間」とは何か』に至りましたが、かなり作品の雰囲気が違うものでした。前著は中高生向きに書かれた本ということで、エッセイ風にスラスラ読めるものでしたが、後著は学者...
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阿部謹也「自分のなかに歴史をよむ」で、歴史家ってどうやって歴史を学んでいるの?

この本で阿部謹也さんがもっとも言いたいこと、というよりかは、自分がもっとも聞きたかったことは、「あとがき」の中の一つの文章に集約されます。 「私にとって歴史は自分の内面に対応する何かなのであって、自分の内奥と呼応しない歴史を私は理解すること...
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「アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで」は、新しい学校の形がわかりやすく表されています

アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで  日本のインクルーシブと、アメリカのシラキュースのインクルーシブの比較で、日本やアメリカの教育観の違いがよく分かりました。日本のインクルーシブはsamenessと...
リーディング・ワークショップ

『子どもが「読書」に夢中になる魔法の授業』は、リーディングワークショップの本でした。

これは、おそらくリーディング・ワークショップの本です。基本的には、リーディング・ワークショップの根底に流れる読書指導への考え方が書かれています。リーディング・ワークショップに今まで出会ったことがない方だったら、とても良い本だともいますが、で...
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「英語を子どもに教えるな」で見える、思考を操作するために言語の大切さ

バイリンガルへの夢は、誰でももっている。けれど、バイリンガルという能力は、本当に辛く険しい道を乗り越えて獲得するものであるし、一生磨き続けなければ、どちらかの言語が錆びついていって動かなくなってしまう。メンテナンスも難しい。 けれども、自分...
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「里山資本主義」と間伐体験

「里山資本主義」という本との出会いは、道志村の山深くでのことでした。僕はそのとき、道志村の間伐体験をやりたくて、あるツテからNPOを紹介してもらい、道志村まで車を走らせて、会いに行っていました。その間伐作業の昼食中に教えてもらった本でした。...