大人のための読書記録

大人のための読書記録

『ジェネレーター』(学事出版) 主体者性は分け合うものか?

4月1日の大人のブッククラブは、市川力さんと井庭崇さんの『ジェネレーター』(学事出版)でした。ゲストに市川力さんをお招きし、結果的には、一人一人の解釈と読みに、丁寧にコメントをくださった形となりました。市川力さんは、東京コミュニティスクール...
あるある会

トミーの考える青ちゃん 『先生が知っておきたい 「仕事」のデザイン』

著者は青ちゃんです。僕の友達です。横浜で先生をやっていましたが、今は「ヒミツキチ森学園」でお仕事しています。青ちゃんと僕青ちゃんと僕は、思い返せば最初は、リーディング・ワークショップを通じて出会った仲間です。約15年ぐらい前かな。SNSなど...
大人のための読書記録

算数を道具として使う 『オーセンティックな算数の学び』

著者は小野健太郎さんです。武蔵野大学教育学部教育学科准教授ですが、かつては東京学芸大学附属小金井小学校で教壇に立っていらっしゃった方です。僕の友人のながけんさんもこちらの本でレビューを書いています。この記事を書くまで、あえて読みません!!こ...
公認心理師

努力してできるようになりたいのはやまやまでしょ!『算数文章題が解けない子どもたち』

算数文章題が解けない子どもたち:ことば・思考の力と学力不振 今井むつみ/杉村伸一郎/中石ゆうこ/永田良太/西川一二/渡部倫子 岩波書店今井むつみさんは、認知科学の研究者です。『ケーキの切れない非行少年たち』の内容を思い出しますが、こちらと比...
大人のための読書記録

一緒にオロオロする本 『〈叱る依存〉がとまらない』

『〈叱る依存〉がとまらない』村中直人さんです。臨床心理士、公認心理師で、一般社団法人子ども・青少年育成支援協会代表理事をされているそうです。説教は快楽?SEKAINOOWARI の『Habit』という曲の一部です大人の俺が言っちゃいけない事...
大人のための読書記録

「人それぞれ」で終わらせるなんて危険でしょ! 『「みんな違ってみんないい」のか?』

「みんな違ってみんないい」のか?――相対主義と普遍主義の問題 山口裕之さんです。ご専門はフランス近代哲学や科学哲学で、大学の先生です。僕自身もよく考える「多様性」。多様性を認めるということは、苫野一徳先生も言うようにお互いの自由を相互に認め...
ワークショップ

暗黙知が8割 『私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化』より

私たちは、学校文化にどっぷりと使っていて、何も意識することなくそのシステム前提で考えてしまっているので、「力」なり「知識」なり「発達」なりのイメージを限定的に捉えてしまっている節があります。そのことを、この本が教えてくれています。「作家の時...
大人のための読書記録

『「ついやってしまう」体験のつくりかた』『コンセプトのつくりかた』

こちらの2つの本が、おもしろいです。任天堂のWiiの開発者である玉樹真一郎さんが、御自身の経験やゲームのノウハウをベースに、体験デザインや企画(コンセプトのつくりかた)について、教えてくれます。体験デザインやコンセプトをベースにしているので...
リーディング・ワークショップ

「ブッククラブというライフワーク」が「社会教育アワード」にノミネート

雑誌「社会教育」の2021年11月号に記事を書いたのですが、その「ブッククラブというライフワーク」が、1年間で最もよかった記事を選ぶ「社会教育アワード」にノミネートされています!!自分でも、驚きです。小学校の時に苦手だったものは、鉄棒と裁縫...
大人のための読書記録

新評論の本、勝手に3冊選びました

新評論のおすすめ本、3冊勝手にセレクトこちらのブログを読んでくださっている方に、新評論の本を3冊買うとお得フェアを実施しています。そこで、10年前から新評論の本を読んでいる僕から、今の気分で3冊をピックアップしてみようと思います。今なら、3...