tupera tuperaさんの展覧会に行ってきました
tupera tuperaさんの作品紹介
おすすめです。
小学生よりも小さい子どもが親と一緒に楽しめる本という位置。
親も見ていておもしろいというのが、最近の絵本の流行だと思います。
ノージーのきらめき工房もプロデュースしています
うちの青ちゃんはこれを毎週録画必聴しています。
海と空と横須賀美術館
横須賀美術館で絵本の世界展というのが催されています。家族で行ってきました。赤ちゃんにとっても初めてのお出かけになりました。
横須賀美術館の建築も本当に空と海に溶け込んでいてすばらしいです。美術館だけど半日以上いられます。SPASSOにもいったら、1日遊べます。
tupera tuperaさんとは?
夫婦で活躍されている絵本作家さんです。今日はじめて知ったのですが、もともとは油絵とか染織とかを専門にしているそうで、最初は小物とか作っていたそうです。色彩が特徴的で、アイデアもユニークな絵本が多いのが特徴です。
青ちゃんが小さい頃に、「やさいさん」と「くだものさん」に本当にお世話になりました。これを読み聞かせていれば、どんなにギャン泣きしていても落ち着き、親としては大変ありがたい存在でした。多分、繰り返し読んでいると、幼くても次にどんなページが出てくるかを予想できるのが落ち着くのだと思います。次に、大根さんが出てくるぞ!とか、次はモグラが出てくるぞとか。次に何かあるか予想できるというのは、人間的にも安心安定につながるんだと思います。生まれたばかりの頃は、次に何が起きるかを全く予想できない不確実で常にレッドゾーンで生きているのだろうから、繰り返し読んだ絵本というのは、心を安心させるものになるんだと思います。
今日一番心動かされたこと。
tupera tuperaさんの絵本づくりは、絵本作り丸ごと考えるそうです。たとえば、絵本の絵やお話だけ作れば終わりではなく、絵本の形、大きさ、素材、工程(どんな印刷工場でどうやって作っているか)など、そういうところから考えるそうです。
紙に載せるものだけ作って他の人に委ねるのでなく、絵本全体も自分で構成する。
だから、絵本にパンツを履かせるというアイデアの絵本「しろくまのパンツ」が生まれるし、丸型の絵本「あかちゃん」が生まれる。画期的です。
僕の仕事の教師で言えば、授業を作る上で、何を伝えるか、どう学べるようにするかだけじゃなくて、45分の枠組みとか、机椅子黒板といった備品とか、子どもたちを捉える見方とか、そういうものまで考え直していくという感じです。もちろん、それを全部一人で作り直すというわけではないですが、もっと違う形はないのかな、どうしてこうなっているのかなと、問い直すだけで、授業なり教師なり学校なりが少し違った形になる。それがおもしろいんだと思います。
型を問い直してみる、枠組みを問い直してみる、そして、自分なりにアレンジしてみる。そういう何かを生み出す面白さをもう一度感じられたのが、tupera tuperaさんの絵本づくりからでした。
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