角野栄子さんの魔女プロジェクト

子どものための読書記録

角野栄子さんと言えば、「魔女の宅急便」シリーズに知られる児童文学の作家さんです。青ちゃんは、「魔女の宅急便」の4巻目を今読んでいます。というのも、魔女の宅急便展が近代文学館で開催されているのを知ったのは夏休み前で、それをきっかけに魔女の宅急便を薦め、「一緒に魔女の宅急便展覧会へ行こう!」と持ちかけてみたところ、スイスイと読み始め、あれよあれよという間に夏休み中に4巻目まで読んでしまいました。自分は1巻しか読んだことがないので、追いつこうと思うのですが、青ちゃんは読むのが早いし時間もあるしで、絶対追いつけません。大人はゆっくり文庫版で読み進めようと思っています。

青ちゃんが読んだことあるのはこちら。
「魔女の宅急便」シリーズ

「おばけのアッチコッチソッチ」シリーズ

「大どろぼうブラブラ氏」

「ぼくびょうきじゃないよ」この本は懐かしい。主人公の少年が、明日の釣りに行きたいのに熱が出てしまう。そこに登場したのは、くまのお医者さん。くま式の医療術 がかなり古典的でおもしろい。


こんな本をすでに読んでいます。

角野栄子さんの展覧会に行って、初めてわかったのだけれど、角野栄子さんは、戦後ブラジルに行っています。なぜ渡伯したかはよく読み取れなかったのですが、写真を見ると、「出稼ぎ」という感じではなく、「海外出張」的な雰囲気でした。
その後、ヨーロッパ各国をいろいろ見て回ったとのこと。魔女の宅急便のすごく「すてきなヨーロッパ感」は、ひょっとしたら、サン・パウロやサントス、リオの雰囲気も入っているのでしょう。

あと、魔女というテーマで、かなり探究をしている方ですね。
角野栄子さんの魔女関連の書籍もいくつかあり、中でも興味を引いたのが、「たくさんのふしぎ」の「魔女に会った」

作者は実際にルーマニアの奥地の村にまで入り込んで、魔女の住む街を調査したそうです。魔女の宅急便の作品は、リアルな魔女が描かれているわけではないですけれど、作者のコミットの仕方や、作品への活かし方なんかは、とてもおもしろく見ていました。
やっぱり、実際の作家さんは、いきいきとプロジェクト学習を進めていますよね。こういう学習が「小・中学校を卒業したらできるようになる」ではなくて、小学校の段階でしっかりやらせてあげる土壌があるべきだと思います。やっぱ、楽しいしね。角野栄子さんも相当に楽しんでいることが展覧会でよくわかりました。

青ちゃんは、「魔女の宅急便」シリーズを全部読み終えられるかなあ。
個人的には角野栄子さんの最新刊がとっても気になります。

これはおソノさんが主人公の話や、コリコの町長さんの話が入っているそう。気になる。

極めつけはこれ。

キキの産まれたばかりの話。どうしてジジと出会ったのかも書かれているらしい。
気になります。

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