菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡 生きる力がつく授業

大人のための読書記録
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「好きか嫌いか」「オモシロイかムカツクか」といった二極化した感情しか表せず、クラスの仲間に対しても、「敵か味方か」という極端な人間関係に振り分けてしまう。
○まさに、本田恵子先生が言われていたとおり、感情の両極端の中間にある言葉をたいせつにしなければならない。または、違ったベクトルの二本目の軸を提示してあげなければならない。
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「あの子、いい子ぶってるよね」「そんなことも知らないの?」だれにでもそんな場面はあるけれど、本当に恥ずかしいのは何も行動しないこと
みんなとちがう意見を言っても、大勢の意見に安易に流されてしまう。大切なのは、今の自分を認めること。
○このような価値観を子どもたちに繰り返し伝えることを大切にしているのだろう。素晴らしい実践を積んでいるどの先生も、子どもにしっかりとした価値を教えている。
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1年後に言われたくないことば、1年後に言われたいことば
○この質問は、自ずと1年後の自分をイメージし、具体的にその方向性を指し示すことのできるよい質問
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「みんなも読者となって読む」こと。菊池教諭が毎日数冊選び、プリントしてみんなで読み合う。自分が”作家”になり、読者であるクラス全員に向けて書くのが大きな特徴だ。
○自学ノートを共有化するための一つのシステム。グループでコメントするのでもいい。とにかく、自学ノートを専有しない。
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教室で一人の子がいない
あだ名で呼ばなくなった
○一人で要られる権利、呼ばれたい名前で呼ばれる権利、どうしようか
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子どもたちは「成長ノート」をお互いに見せ合いながら、目標の達成度や変更などを確かめ合っていく
○つまりジャーナルを専有しないということ。時間がないときでも、隣の友達と読み合ってコメントするぐらいのことをしたほうがいい
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子ども熟議五箇条
1,発言をつないでカケアイをしよう
2,発言を受け入れて(否定しないで)理解しよう。
3,みんなで参加者になって楽しもう
4,たくさん書いて「見える化」をめざそう
5,『「いいねぇいいねぇ」ではずむ熟議』を合言葉にしよう
○つまり学習の中の意見の共有の場面と捉えていいのだろうか。子どもたちにどんどん経験させていかなければ。ルールがあれば安心して発言することができるようになるかもしれない。
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4月からクラスを奮い立たせてきたことばが黒板にびっしり書き込まれた。
○前からやろうと思っていた。名言を集める。これは今年絶対やろう。
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学校生活の心構えのキーワード
仮面をかぶれ
○いい言葉ではないと思う。公に相応しい姿だろう
出席者ではダメだ。参加者になれ、意見を述べる。質問をする。
○発言できないなら仕方ないという考えを払拭する。
フォロー発言、「〜という意味でいいですか?」「今わかっている範囲でいいから話してください」
○これは子どもはできていない。このような場面を見ていないからだ。教師が示す。
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「叱られ方」の指導
「怒る」とは自分の感情の爆発、「叱る」はあんあたのためを思っていることであると区別させる
「ほめる」も「叱る」も、望ましい考え方や行動を求めているものなので、素直に聞き入れ、素直に成長してほしい
○どれだけの効果があるかはわからない
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(日本人の話し合いが下手な理由)話し手の話を最後まで聞かず、自分の意見ばかりをはなしてしまうことがあります。
○大切。教師もやっている。自分も。注意!
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みんなの前で話せるようになるための準備
子どもたちは、問の答えをノートに書き留め、それを声に出して読む、ということからスタートします。
「ラーメンとカレーはどちらが好きですか?」
「理由を三つ以上書きましょう」「三分間で五つ以上を目指しましょう」
○積み重ねが大切。
147
「大声大会」
○早速やってみた。みんな気持ちのよい顔をしていた。
148
窓から見える景色や教科書の挿絵などを使い、「窓から見える景色を一文で言いましょう」「教科書の絵を見て発見したことを言いましょう」と、話すトレーニングを行います。
○これは、やはり全体の前で言うという練習なのだろう。必要だが、自分はグループで意見をいう練習のほうが大切なような気がする。
150
作文
最初は書けなくてもいい、教師が代わりに書いてあげればいい
具体的に「何について書きます」とテーマを示してあげるところからスタートしていきます。
○書きたいことを選びとる力からはスタートしないということか。
作文の基本は「1+1」すなわち、「事実+意見」であると教えます
○守破離だな。こればかりにこだわっていると、おもしろくない作文ができあがる。
153
<今日の感想は三つあります。一つ目は……><〇〇のことについて、僕は賛成です。その理由は……>と書き出しを決めて書かせてみました。
○良い方法だと思う。
155
「三行で書きましょう」「五行以内で書きましょう」というように、行数(おおよその分量)を指定します。最初は、数分で書ける少なめの量にします。すると、安心して多くの子どもが書けるようになります。
○社会レポートも最初は行数指定をするか。
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自分らしい自己紹介
私を動物に例えると・・・なぜかというと・・・
○PA的。おもしろい。
164
「前野君、あなたが選んだあふれさせたいことばはいいね。先生も好きだなあ」と声をかけ
○言葉を常に意識させるための教師の言葉がけ。すばらしい。
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「ことば」を増やす練習
辞書を活用しています。机の上に各自、常に辞書を置くようにさせ(深谷式)
1〜2週間のサイクルで、言葉集めをさせたのです。
「初夏から連想することば」 季節を表す言葉
「喜びを表す言葉」 感情を表す言葉
「手が付く言葉」 人の体 慣用句
「好きな四字熟語」 価値語(価値ある言葉)
○これはいい!!ぜひ自立ノートに取り上げよう
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「ほめことばのシャワー」
その日のカレンダーを作った子が、”主役”となります。1年間で4〜6巡できます。
「事実(1文)+気持ち(1文)」で自由に起立し、スピーチする。書いたものを読ませても、列ごとにさせてもOK
最後に、シャワーを浴びた子が、御礼や感想のスピーチを述べます
○やってみるか!やっぱり。やってみないと効果が実感的に分からない
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最初の頃は、「どんなところをほめればいいのか」と考えこむ子もいましたが、いちばんのお手本は教師です。「ほめことばのシャワー」が始まるまでに、教師がさまざまな場面で徹底的にほめておくことがポイントです教師のほめことばを聞いた子どもたちは、「〜することがよい」「〜をほめればいいんだ」と、褒める視点を見つけるようになります。
○やはり教師のスタンスを示すことが大切。本当に大切なことだと思うのならば、自分がやらないでどうして子どもに示すことができるのだろうか
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『一人が美しい』
○良い言葉だ。
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子どもたちが「成長ノート」を素直に受け入れるのは、ネーミングの良さもあると思います。”成長”を口にします。
○そのとおりだ。早く「宿題ノート」から「自立ノート」に格上げしよう。読書ノートは「楽読ノート」か?作家ノートはらくがきのーとか?

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