学び方を見せる

リーディング・ワークショップ
Quangpraha / Pixabay

社会が好きなのでお米について調べたいと思っています
自分の経験しているの同じルートでの取材先の発掘をします

まず
学区のお米屋さんを歩きます
そして話をします
名刺ももらっておくと後で連絡を取りたいときに便利です
子どもたちがお米の学習に一生懸命になってくると
お米の袋を集めたり
お米の生産地についてしらべたりで
足しげくお米屋さんに通う子が出てきます

そんな子が出てきてもお米やさんに失礼にならないように
事前に挨拶をしています

お米屋さんにも一般的にわたしたちのような個人を相手にしているお店と
飲食店などのお店を商売相手にしているお店があるようです
どちらもいきましたが
やっぱり個人を相手にしているお米屋さんの方が情報量も多く
見ていて楽しいです

そのような取材をしていると
熱心にやっているお米屋さんは直接農家と取引をしている所があります
つまり
生産者と直接顔を合わせてお米の話をして
そのお米を消費者に届けているお米屋さんです
自分の学区ではそういう一生懸命やっているお米屋さんが多いのが嬉しいです

そのような方は
取材をしたいというような話をすると
一生懸命やっている生産者を紹介してくださいます
特別栽培米や有機農法、無農薬など
キーワードがいろいろありますが
(そのキーワードを使ってもよい、特許が必要など、いろいろお米業界の言葉の使用についても厳しい制約があるそうです)
子どもたちにとって価値のある学習になりそうな生産者と繋いでくださいます
今連絡をとっている段階です

こう考えると
お米の流通のルートをさかのぼって取材を進めているのですね

ポイントは
このような学び方(取材)をしているということを
子どもたちにも大公開するわけです
どんなお米屋さんを回ったのか
どんな人にあったのか
どんな風景にあったのか
どんな本を読んだか
どんな話を聞いたのか

教師が学び方のお手本をしっかり説明しその姿で見せていきます
実は学習内容よりもこちらの姿勢の方が大切なのではないかと思っているほどです

子どもたちは言ってくれます
「先生楽しそうだね」
本当に学ぶこと、出会うこと、調べることが楽しいわけなので
子どもたちに笑顔で返すことができます
「学ぶって楽しいよ」と

社会科に限ったことではないです
学び方をやってみなさいと言うのは大切ですが
自分で実際にやってみて
「ああ、本当にこれは楽しそうだな!」と子どもに見せてあげないと
子どもは本当の意味でこれからの学び手には育たないと思います
自分が学ぶことを楽しんでいることを
どんどんどんどん見せていくんです

本を読むこともそう
取材をすることもそう
博物館に行くこともそう
こちらの学び方は子どもよりも優れている(と思う)ので
いつでもまねできるような状態にしておきます
それで今すぐでなくてもいい
いつか自分もやってみたいなあと感じてもらうことが
(いますぐまねしてくれたらそれは一番ベストですけれどね。無理は言いません)
自分にとっては本当の学習です。

お米
いろいろ当たってみます。

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