もしも、僕が新田義貞で、鎌倉幕府を倒そうと、大群を率いて今の鎌倉に出兵したら、というテーマでミニレッスンを作りたくて、(いや、むしろ観光したくて)鎌倉に行ってきました。
久々に行ったから楽しかった。あおしゃんも、歴史にドキリを見たり、日本の歴史の人物事典を眺めたりしているので、少しずつ歴史に興味をもってきているので、親子歴史散歩も兼ねています。
高徳寺からスタート
鎌倉といえば、鶴岡八幡宮よりも、もしかしたら子どもにとってはこちらのほうが有名かもしれません。
けれど、よく分かっていない点が多く、ちょっと教材にしづらい。
昔は、大仏殿も建っていて、屋内で参拝することができたそうですが、室町時代に大仏殿が何かの理由で(地震? 津波? 嵐?)壊れてしまって、それ以来再建されていないそうです。
昔は金箔が貼られていたとか。鎌倉・室町時代と今では、大分面影がちがうのかもしれません。
切通(大仏坂・化粧坂)
ここは大仏坂切通し。
切通とは、鎌倉幕府を守る役目を果たしていた周囲の山を、馬1頭ほど通れるぐらいにわざと狭めて切り開かれた狭い道のこと。
鎌倉幕府は周囲を山に囲まれた地形を生かして作られたため、外からとても攻められにくい場所に作られています。
動画見ると分かるように、本当に狭い。馬はただでさえ山を登るのは苦手でしょうから、それに加えて、この狭さでは、大群を押し寄せて攻め込むことは難しいでしょう。逆に言えば、鎌倉幕府を作った建築資材などは、海路を通ってやってきたということなのかな?
ここは化粧坂切通
おばあちゃんが苦労して降りていますが、鎌倉の奥のほうは、こういう坂道が多くあるので、お年寄りの方は注意が必要です。
ちなみに、新田義貞が幕府に攻め込んだ時、この化粧坂でも激しい戦いがあったそうです。ここで戦っているすきに、新田義貞は刀剣を海に捧げて必勝祈願し、稲村ヶ崎の方から干潮の時を狙って海を渡り、裏をかいて一気に攻め込んだそうです。
頼朝公の像
鶴岡八幡宮
すごい人でした。
頼朝公が、幕府の中心地に移設してから、ここにドーンと構えるようになったとか。
由比ヶ浜に向かって若宮大路が伸びていますが、これは、ご胎内をイメージしているというのを聞いたことがあります。安産の願いが込められた参道で、鶴岡八幡宮がご胎内に位置し、若宮大路、段葛が文字通り産道になるということらしいです。地図で確認すると、海へと続く道が一直線に伸びています。
隠れ銀杏も今はありません。残念。
鶴岡八幡宮の大銀杏倒れる 回復も不可能に – ウィキニュース
鎌倉国宝館
ここでは、鎌倉彫の原点である仏像や絵がたくさん見られます。表情やポーズがさまざまでおもしろい。
おまけのスタバ
鎌倉のスターバックスは、福ちゃんを描いた横山隆一さんの邸宅をリフォームして作ったそうで、プール(観賞用)などがあり、一風変わった趣です。
ここで小一時間ほど、時間をすごしたのもよかった。
旅先のカフェでのびりするのは、至福の贅沢です。
コメント