ふたせんさんとお会いして生まれたこと 風邪をひいた人に拡声器でかぜ薬を配る

一人ひとりを生かす指導法 Differentiated Instructional Strategies
jill111 / Pixabay

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ふたせんさん、ありがとうございました。

今日は、青ちゃんに連れられて、ふたせんさんにお会いすることができました。毎日、すごい早起きしていて、吸収力もすごくて、背筋を正された思いです。

僕は、久しぶりのお仕事で、昔持った子どもたちの様子なんかが去来してしまい、寝不足状態。睡眠が苦手な僕にとっては、青ちゃんもふたせんも、すごくうらやましい。睡眠力や体を効率的に休ませる力は、財産だと思います。

仕事術は僕はすごく下手なので、ふたせんさんのブログをチェックして、勉強したいと思います。

毎朝、ああいう時間があるといいのになあ。職場に作ればいいのか!!

小学校教師ふたせんの朝3時からの共育現場〜育つ育てる育てられる〜

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Differentiated Instructionとは

今日、話したこと。

ライティング・ワークショップも、リーディング・ワークショップも、プロジェクト学習も、僕は、Differentiated Instructionが根底に流れているのだと思っています。学習の個別化という言葉がよく使われていますが、必ずしも個別でなくて小グループでもいいし、もちろん個別だっていい。

大切なことは、子ども一人一人ひとりの学習は「固有」のものであって、学習においての教師の役割は、子どもたちの体のサイズに合う洋服をフィッティングしていくということ。その子にジャストフィットする学習は、子ども一人ひとりちがうということが前提だと思います。

いくら発問技術が高まったって、板書技術がすばらしくたって、それは、多くの子どもたちに、同じサイズのかっこいいシャツを全員に振る舞うことと同じ。S・M・Lはなし、教師のデザインした「かっこいい」シャツが自分の体とぴったりでないことも多い。ぴったりであればいいのですが、柄が好みではないとか、実は乾燥肌だから自然素材のシャツがいいとか、一人一人の子どもに合うシャツはそれぞれちがうはずなのです。

ここで子どもたちが、少なくともS・M・Lのサイズを選ぶことができれば、だいぶ学習はDifferentiated Instruction化するし、カラーや素材まで選べれば、学習はもっと個性に寄り添うものになることができます。さらに、自分達で色々あるシャツを選ぶこともできるし、ひょっとしたらシャツ作りまでしてしまう子が出てくるかもしれない。

力量のある先生とと言うのは、できるだけ多くの子どもに合うシャツを作る能力をもつ先生ではなく、いろいろなシャツを提案できる力だったり、子ども自身がシャツを選ぼうとする勇気を育てることができる先生なのだと思います。

子どもたちの背景がさまざまである国の教育では、Differentiated Instructionがもっと大切にされ、一人の時間、ペアの時間、アウトプットの方法、マルチプルインテリジェンスに応じた選択肢、など、学び方が開発されているのですが、なぜか日本ではそれが全くと言っていいほど浸透していません。特別支援教育に限定した考え方だと思われている風潮さえあります。

一人ひとりを生かす指導法 Differentiated Instructional Strategies | TOMMY’S IDEA ROOM

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ワークショップとは

ワークショップは、一人ひとりが学習を最適化できる本、題材、テーマを、一定のエリアの中で自分で手にとって選ぶことができるようにする方法。さらに言えば、自分で作り出すことができるようになる方法なのだと思います。

風邪で受診に来た患者を集めて、拡声器で説明し、かぜ薬を一斉に配布するような授業は、できるだけしたくない。あなたには、喉の薬。あなたには、頭痛薬。あなたには、漢方。もしくは、自分で健康法に挑戦して、日々体を鍛えられる子どもを育てたい。教育のプロであるならば、それを目指していきたいというように思っています。

来年度は流動性と絵本

青ちゃんが得意な流動性を、もっと教室に取り入れたい。そして、僕の強みだと(勝手に)思う、学習のデザインやコンテンツを、流動的で安心感のあるコミュニティを土台にして、おもしろいクラスを育てていければと思います。

絵本も流動性に関連させてやりたい。またよろしくお願いします。

凝縮した情報交換が大切ですね。意味のない仕事はスリム化して、質を高めていこうと思います。

WW/RW便り

 

 

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