大人のための読書記録

『ジェネレーター』(学事出版) 主体者性は分け合うものか?

4月1日の大人のブッククラブは、市川力さんと井庭崇さんの『ジェネレーター』(学事出版)でした。ゲストに市川力さんをお招きし、結果的には、一人一人の解釈と読みに、丁寧にコメントをくださった形となりました。市川力さんは、東京コミュニティスクール...
Writing Clubs

『Writing Clubs』ブッククラブ 第3章・第4章 「自立的と自律的」「メンターテキスト」

『Writing Clubs』ブッククラブ 第3章・第4章を読み続けています。学年末で忙殺されていることもあり、ちょっと停滞してしまっていますが、これを書くことで振り返って、第5章へ読み進んでいこうと決意しています。プロセスクラブというのは...
Writing Clubs

『Writing Clubs』ブッククラブ 前書き・第1章・第2章

英語の本『Writing Clubs』でブッククラブ最近、また新しく海外の教育書のブッククラブを始めました。作家の時間の本です。まったく一般向けしない、玄人向けエントリーなので、興味のある方だけどうぞ。今までも英語の本を読みながら、ブックク...
あるある会

トミーの考える青ちゃん 『先生が知っておきたい 「仕事」のデザイン』

著者は青ちゃんです。僕の友達です。横浜で先生をやっていましたが、今は「ヒミツキチ森学園」でお仕事しています。青ちゃんと僕青ちゃんと僕は、思い返せば最初は、リーディング・ワークショップを通じて出会った仲間です。約15年ぐらい前かな。SNSなど...
大人のための読書記録

算数を道具として使う 『オーセンティックな算数の学び』

著者は小野健太郎さんです。武蔵野大学教育学部教育学科准教授ですが、かつては東京学芸大学附属小金井小学校で教壇に立っていらっしゃった方です。僕の友人のながけんさんもこちらの本でレビューを書いています。この記事を書くまで、あえて読みません!!こ...
ワークショップ

「苦しんでほしい」の一考察 社会科ワークショップ体験会より

12月27日(火)、大阪市立青少年センターで行われた「社会科ワークショップ体験ワークショップ」は、多くの皆さんに集まっていただくことができました。ご参加いただいた方々の中に、肯定的にも否定的にも、何かを残せたのならば、やって良かったのではな...
公認心理師

努力してできるようになりたいのはやまやまでしょ!『算数文章題が解けない子どもたち』

算数文章題が解けない子どもたち: ことば・思考の力と学力不振 今井むつみ/杉村伸一郎/中石ゆうこ/永田良太/西川一二/渡部倫子 岩波書店今井むつみさんは、認知科学の研究者です。『ケーキの切れない非行少年たち』の内容を思い出しますが、こちらと...
大人のための読書記録

一緒にオロオロする本 『〈叱る依存〉がとまらない』

『〈叱る依存〉がとまらない』村中直人さんです。臨床心理士、公認心理師で、一般社団法人子ども・青少年育成支援協会代表理事をされているそうです。説教は快楽?SEKAI NO OWARI の『Habit』という曲の一部です大人の俺が言っちゃいけな...
大人のための読書記録

「人それぞれ」で終わらせるなんて危険でしょ! 『「みんな違ってみんないい」のか?』

「みんな違ってみんないい」のか? ――相対主義と普遍主義の問題 山口裕之さんです。ご専門はフランス近代哲学や科学哲学で、大学の先生です。僕自身もよく考える「多様性」。多様性を認めるということは、苫野一徳先生も言うようにお互いの自由を相互に認...
ワークショップ

暗黙知が8割 『私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化』より

私たちは、学校文化にどっぷりと使っていて、何も意識することなくそのシステム前提で考えてしまっているので、「力」なり「知識」なり「発達」なりのイメージを限定的に捉えてしまっている節があります。そのことを、この本が教えてくれています。「作家の時...