大人のための読書記録

『崩壊するアメリカの公教育』『戦後教育史-貧困・校内暴力・いじめから、不登校・発達障害問題まで』

2冊の本ともとても良い内容でした。 人間を育てる教育の営みの中に、経済合理性の波が侵食していっている様が、この2冊で本当によくわかりました。日本の教育が、崩壊したアメリカの教育の軌跡を追っているようで、とても心配です。 教員の輸入の問題、日...
大人のための読書記録

『データから考える教師の働き方入門』

共育の杜で紹介を頂いた『データから考える教師の働き方入門』ですが、横浜の学校現場の実際が数値となって事例で紹介されているので、面白く読ませていただきました。 働き方改革がモヤモヤする原因を4つにまとめています。 自分たちの働き方が勝手に変え...
ライティング・ワークショップ

「ワークショップの学び方」は指導案で表現できるのか

これはWW/RWのブログのために書いた記事の転載です。 自分のために、ここにも残しておこうと思います。 「ワークショップの学び方」は指導案で表現できるのか  先日、同じ市で働く先生からご連絡をいただきました。その「ワークショップの初学者」と...
特別支援教育

特別支援教育の現場で育った子どもは、どのような生涯を歩んでいくのだろう?

特別支援学級の子どものキャリア 僕が特別支援の現場に関わるようになって、もう4年目。当初から、この問は気になっていて、自分なりに本を読んだり、研修を受けたりして、学んできましたが、実体験を伴っていないのでふわふわした感じがします。 本来であ...
リーディング・ワークショップ

ブッククラブというライフワーク

ブッククラブとは  速読、精読、並行読書、重ね読み、芋づる式、三色ボールペン、耳読、積読、ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)など、本の読み方は巷に溢れていますが、「ブッククラブ」という本の読み方があるのをご存知でしょうか。一つの本を...
Writing Clubs

『Writing Clubs』ブッククラブ 第7章『作家クラブ』・第8章『修辞クラブ』

『Writing Clubs』ブッククラブもこれで最後です。 英語の教育書のブッククラブは、大変だけれど、やりがいがあります。常日頃、英語で情報を得ている人たちは、良い意味でも、悪い意味でも、住んでいる世界が違うので、新しい情報に触れること...
Writing Clubs

『Writing Clubs』ブッククラブ 第5章・第6章

最近、『Writing Clubs』を読み終わりました。僕にとって、英語の教育書を読むことは、奥穂高岳に登るくらいチャレンジングなことですが、登山ガイドがいるので、本当にありがたいことです。この本は、8章まで続きます。 「祝う」ことの価値 ...
大人のための読書記録

『ジェネレーター』(学事出版) 主体者性は分け合うものか?

4月1日の大人のブッククラブは、市川力さんと井庭崇さんの『ジェネレーター』(学事出版)でした。 ゲストに市川力さんをお招きし、結果的には、一人一人の解釈と読みに、丁寧にコメントをくださった形となりました。 市川力さんは、東京コミュニティスク...
Writing Clubs

『Writing Clubs』ブッククラブ 第3章・第4章 「自立的と自律的」「メンターテキスト」

『Writing Clubs』ブッククラブ 第3章・第4章を読み続けています。学年末で忙殺されていることもあり、ちょっと停滞してしまっていますが、これを書くことで振り返って、第5章へ読み進んでいこうと決意しています。 プロセスクラブというの...
Writing Clubs

『Writing Clubs』ブッククラブ 前書き・第1章・第2章

英語の本『Writing Clubs』でブッククラブ 最近、また新しく海外の教育書のブッククラブを始めました。作家の時間の本です。 まったく一般向けしない、玄人向けエントリーなので、興味のある方だけどうぞ。 今までも英語の本を読みながら、ブ...